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養護教諭とスクールソーシャルワーカーの専門職が協働した保健室経営の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02606
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

上原 美子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (10708473)

研究分担者 高田 恵美子  畿央大学, 教育学部, 教授 (70623908)
関 美雪  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (40299847)
佐藤 玲子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00255960)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード学校保健 / 学校福祉 / ヤングケアラー / スクールソーシャルワーカー / 養護教諭 / 保健室経営 / 社会福祉
研究開始時の研究の概要

多様化複雑化する児童生徒の健康課題解決のために養護教諭とスクールソーシャルワーカー(以下SSW)が協働した保健室経営案を提案する。学校生活における保健管理と保健教育を実践する養護教諭と児童生徒の背景にある生活面の着目し支援するSSWの協働が実現できることにより子供たちが抱えている課題に対応できると考える。①SSWの配置及び実践の詳細を調査し可視化する。②養護教諭とスクールソーシャルワーカーの事例検討会の企画・開催③養護教諭とSSWが協働した保健室経営案の提案・評価を行い、学校及び家庭生活における支援が実践できる社会福祉の視点を踏まえた保健センター的役割を果たす保健室経営を目指す。

研究実績の概要

研究の目的の1つであるスクールソーシャルワーカーの活用方法について把握し、養護教諭と協働した保健室経営及び実践の可能性を可視化することを継続的に取り組んだ。本研究は、児童生徒の背景や家庭環境に着目し、特に「ヤングケアラー」について取り上げている。最終的には、先行研究及び講演依頼における調査結果等に基づいた講演内容の遂行を重ね、「養護教諭とスクールソーシャルワーカーの協働した保健室経営案」の構想をまとめる。
児童生徒の背景は、個々に様々な事情があることから子供本人に対する働きかけだけは問題の解決が難しいことも考えられる。そのため、子供とその家族を支援する方法を子どもの意向を尊重しながら進めることが必要であることを確認した。また、子供とその家族を丸ごと支援することを意識した周囲への働きかけや必要な課題の解決には、学校内の力だけでなく、外部の人材資源の活用や関係諸機関との連携が重要である。つまり、児童生徒にとってよりよい解決策へ導くには専門職間の連携力にかかっていると言えるであろう。それらを踏まえ、児童生徒の学校生活と家庭生活に対応できる「養護教諭とスクールソーシャルワーカーの協働した保健室経営案」の有効性の検証する。
検証方法の案としては、養護教諭を退職後、スクールソーシャルワーカーとして勤務されるケースが見受けられることから「養護教諭とスクールソーシャルワーカーの両専門職経験者」を対象とした質的研究(インタビュー調査等)を実施する準備を行い、2024年度に実施する計画である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実践的な取り組みに傾注したことから、調査を進める時間が不足した。

今後の研究の推進方策

2024年度は、「養護教諭とスクールソーシャルワーカーの協働した保健室経営モデル」を提案するための「養護教諭とスクールソーシャルワーカーの両方の専門職経験者のインタビュー調査を実施する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (23件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 8件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 新しい時代に生きる子どもたちの可能性を広げる養護教諭の力2024

    • 著者名/発表者名
      大川尚子、加藤晃子、田村恭子、上原美子、北島忠輔
    • 雑誌名

      日本養護教諭教育学会

      巻: 27 ページ: 28-34

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 学校のケア機能を問い直す 学校に期待されるヤングケアラーの理解と支援2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 雑誌名

      日本健康相談活動学会誌

      巻: 17 ページ: 28-31

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 養護教諭のなんでも相談室 学校の福祉的機能(学校福祉)を考えて2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 雑誌名

      心とからだの健康

      巻: 26 ページ: 35-37

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ヤングケラーについて教えてください2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 雑誌名

      健(株)日本学校保健研究社

      巻: 1月号 ページ: 56-61

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 養護教諭なんでも相談室 ケアを担っている子供に対しどう支援するか2021

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 雑誌名

      心とからだの健康 (株)健学社

      巻: .4月号 ページ: 71-73

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 多職種とつなげる養護教諭の役割 養護教諭とスクールソーシャルワーカーの協働 ~医療・福祉・心理の専門職との連携を意識して~2021

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 雑誌名

      心とからだの健康 (株)健学社

      巻: 11月号 ページ: 20-25

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 新しい時代のこどもたちを支える養護教諭への期待 ー学校保健と学校福祉の視点から-2023

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      日本養護教諭教育学会第31回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 学校と児童養護施設の連携に関する現状と課題(第1報) ―養護教諭の視点からの文献検討―2023

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      日本養護教諭教育学会31回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ヤングケアラーを支える保健室経営の提案2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子、髙田恵美子
    • 学会等名
      日本養護教諭教育学会第30回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 学校の福祉的機能を意識した健康相談の可能性2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子、石塚里沙
    • 学会等名
      日本学校健康相談学会第19回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 養護教諭とスクールソーシャルワーカーの協働による保健室経営の提案(第1報)2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子、石塚里沙
    • 学会等名
      日本学校健康相談学会第18回学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] ヤングケアラーの実態と課題(2回開催)2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      令和3年度「埼玉県家庭教育アドバイザー」フォローアップ研修オンライン地区研修会 埼玉県
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ヤングケアラーの理解と支援~医療・福祉・心理の専門職との連携した養護教諭んぼ視点から~2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      千葉県佐倉市幼・小・中学校養護教諭研修会 千葉県教育委員会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ヤングケアラーへの支援~気づき、つなぐ、支えるには~2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      令和3年度福島市民民生委員・児童委員研修会 福島市
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ヤングケアラーの相談の場づくり<学校の立場から>(シンポジスト)2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      ヤングケアラーの相談のつくる 主催:日本社団法人日本ケアラー連盟ヤングケアラープロジェクト 後援:厚生労働省
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 学校におけるヤングケアラーの支援~福祉と教育の連携~2021

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      第2回入間地区養護教諭研究協議会研修会(高等学校) 埼玉県教育委員会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもの背景をとらえ未来へつなぐ2021

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      令和3年度北足立北部学校保健会養護教諭研修会 埼玉県教育委員会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ヤングケアラーについて知ろう2021

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 学会等名
      埼玉県ヤングケアラー事業サポートクラス 実施会場:埼玉県立常盤高等学校 埼玉県・埼玉県教育委員会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 心とからだの健康2023

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 総ページ数
      80
    • 出版者
      (株)健学社
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 中学保健ニュース1889号2023

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 出版者
      少年写真新聞社
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 中学保健ニュース1892号2023

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 出版者
      少年写真新聞社
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 学校保健の動向 令和4年度版 日本学校保健会 「学校保健の動向」編集委員会2022

    • 著者名/発表者名
      上原美子
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      日本学校保健会
    • ISBN
      9784903076263
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 学校教育の現代的課題と養護教諭 第Ⅱ部第5章 第Ⅴ部 12.25 分筆2021

    • 著者名/発表者名
      河田史宝監修、岩﨑保之、大川尚子、塚原加寿子編著、上原美子他22名
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      大学図書出版
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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