研究課題/領域番号 |
21K02610
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 開智国際大学 |
研究代表者 |
冨田 俊幸 開智国際大学, 教育学部, 准教授 (70883370)
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研究分担者 |
阿部 治 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (60184206)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ESD / SDGs / 評価ツール / 学習評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ESD並びにSDGsに関わる教育活動の適正な評価ツールを開発することである。適正な評価ツールは、学習者も指導者も、そして関係者も共通して使える実用性の高い評価規準の作成を目指す。また、学習者、指導者、そして関係者についても調査分析することで、教育活動の多角的な効果測定を目指す。さらにはESD 並びにSDGsの目指す持続可能な社会の実現に関わる学習課題や地域社会への貢献の評価を目指す。研究対象は、小中学生の学習者、教職員の指導者、行政職員、地域の協力者、外部支援団体と大学である。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,持続可能な社会の実現を目指すESD並びにSDGsに関する教育活動についての評価ツールの開発である。ESDの特徴である多様な教育活動、広範な内容であるSDGsを取り込んだ評価方法の開発を行うものである。 本年度は、ESD並びにSDGsの評価ツール開発に向けてのプロトタイプを開発することであった。量的調査法、質的調査法、そして両者を組み合わせた混合調査法についての調査研究を進め、1つの事例に対して混合調査法での調査をすることにした。この事例は年度途中から調査協力を得ることができたので、学習に参加した一部の生徒に対する聞き取りによる質的調査を行い、その後学習に参加した全生徒を対象に量的調査を行った。今回の調査に関する評価は、来年度に調査結果を分析する。その際には、教員らにその調査結果の評価について聞き取りを行う予定である。また、評価ツールの開発に伴って、プロトタイプの生徒への質問紙や生徒や教員に聞き取りの質問を構想した。 混合研究法として、今回は事前に質的調査、その後に量的調査を実施したが、あらかじめ質的調査を行うことで、その後に実施する量的調査の質問の参考になった。また、実践観察や教師への聞き取り等から、学習の内容や教師がどのような考えでどのような学習指導を行ったのか、生徒はどのような学びがあったのかを把握することができた。年度末の調査ではあったが、プロトタイプの混合研究法による質的調査と量的調査によって、評価ツールの開発に向けて大きく進展させることができた。 一方で、今年度は小中高等学校に本研究の研究調査内容を丁寧に説明することで、調査協力していただける学校を増やすことができた。来年度からの調査活動に活かしていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年度から正常な学校教育活動が実施できない状況にあり、本研究の調査を実施することができなかった。このため、現在までの進捗状況としては遅れている。 一方で、研究方法や実際の研究内容については、プロトタイプの評価ツールを作成し、1つの事例について調査している状況である。来年度は、学校における教育活動の正常化が進められると思われるので、調査研究が順調に進む見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
今年度、プロトタイプの評価ツールを作成し、1つの事例に対して実施することができた。今後は、多様なESDの実践事例に対して、プロトタイプの評価ツールをもとに調査研究を進める予定である。複数の事例に関する調査結果をもとに、プロトタイプの評価ツールを修正して開発を進める。
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