研究課題/領域番号 |
21K02611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 (2023) 玉川大学 (2021) |
研究代表者 |
篠崎 祐介 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (60759992)
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研究分担者 |
幸坂 健太郎 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (20735253)
三上 剛 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (40321369)
佐藤 正直 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50846657)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 読解指導 / 比べ読み / AHP / 国語科 / 高等学校 / 説明的文章 / 教材選択 / 複数教材 / システム開発 / ICT / 国語科教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、階層分析法(AHP)を活用した教材選択システムを開発し、多基準決定問題を解消する教材選択モデルの有効性を実証的に明らかにすることである。そこで、文章間の類似度に関わる研究と教材選択の観点に関わる研究を関連付け、AHPを活用した読解指導のための教材選択モデルを構築し、ICTを活用する教材選択システムを開発する。このシステムを実践の場で試用し、教材選択モデルの実践的な有効性を検証する。
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研究成果の概要 |
階層分析法(AHP)を活用することによって、説明的文章読解指導のための副教材の選択を数量的に表現することが可能であることを示した。しかしながら、AHPを活用したシステムを開発するためには、教材間の形式的な類似性を表現する方法が確立されていなかった。そこで、教材間の内容的な類似性に着目して、システム開発を行うことを試みた。その結果として、Web上で高等学校国語教科書の説明的文章教材と類似した内容の異なる教材を検索することができる「国語教材選択システム」を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Web上で高等学校国語教科書の説明的文章教材と類似した内容の異なる教材を検索することができる「国語教材選択システム」を開発したことにより、複数文章の比べ読み指導のための副教材選択が容易となる等の社会的意義がある。また、AHPによる教材選択過程の数量化の可能性を示したことにより、今後、教材の内容面に加えて形式面での類似性も考慮した検索システムの開発が期待できる。
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