研究課題/領域番号 |
21K02626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大西 好宣 千葉大学, 国際未来教育基幹, 教授 (70639749)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 留学支援 / アカデミックアドバイジング / 学修支援 / ケースメソッド / スタッフディベロップメント / 学生の成功 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、留学(outbound)及び学修支援分野双方の研究の結節点、すなわち学生による海外留学の事実上の出発点とも言うべき、大学内の留学相談業務を切り口に、学修支援専門職の育成及び業務高度化のための条件を学術的に明らかにし、実践に応用することを目指すものである。具体的には、1)留学相談の際に学生が抱える困難を明らかにし、2)ケースメソッド教材を用いて留学相談員の訓練を実施、3)その成果を測定すると共に、4)当該訓練の受講者自身が新たなケース教材を執筆することで、留学相談員の育成→留学相談の実践→当該実務の評価→育成教材の開発、といった好循環を完成させる。
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研究実績の概要 |
本研究では、1)わが国の大学における留学相談業務の問題点を調査し、2)その結果を広く国内外に紹介しフィードバックを得る。併せて、3)いわゆるケースメソッドの手法で留学相談専門員の研修・訓練を行い、4)その効果を学術的に明示しつつ、5)その成果についても国内外で広く共有しフィードバックを得る。 初年度(令和3年度)は上記1)に関して当初の予定通り学生500名を対象にした調査を行い、2)の調査結果フィードバックのため学会発表等を通じて大学職員50名以上と意見交換を行った。さらに、3)の研修・訓練についても、国内で2度計10名の留学相談員に対して先行実施した。 二年度目(令和4年度)は、ケースメソッド教材を新たに2編執筆し、ビデオ教材として完成させた。加えて、3)の研修・訓練を大学院修士課程の正式な授業として行い、その際の教材として前記のビデオ教材を早速同授業内で用いた。また、この授業では研究代表者の指導のもと、受講生自らケースメソッド教材を1編執筆している。2)のフィードバックについては、初年度の学会発表をもとに執筆した査読付論文1編が採択されたほか、NACADA(米国学修支援者協会)を中心とした国際共同研究により国際用語集を1編発刊することが出来た。加えて、国内での学会発表を1度、海外においても初年度のNACADAに続きUKAT(英国学修支援者協会)での招待発表を行った。 三年度目(令和5年度)は、前記受講生によるケースメソッド教材をビデオ化し公開した。加えて、この新たなビデオ教材を前年度同様、大学院の正式な授業で使用した。同授業では前年度同様、受講生自らケースメソッド教材を1編執筆した。さらに、成果フィードバックの論文を国際共同研究の形で英語にし、著名出版社であるRoutledge社から発刊したほか、査読付論文2編が新たに採択され、国内外の学会で2度発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的は、1)わが国の大学における留学相談業務の問題点を調査し、2)その結果を広く国内外に紹介しフィードバックを得ることに加え、3)いわゆるケースメソッドの手法で留学相談専門員の研修・訓練を行い、4)その効果を学術的に明示すると共に、5)その成果についても国内外で広く共有しフィードバックを得ることである。 このうち、三年度目(令和5年度)までの実績として既に1)から3)までを終え、年々その業績数を着実に増やしている。四年度目(令和6年度)には、2)及び3)の実績をさらに重ねつつ、残る課題である4)を達成し、最終年度(令和7年度)に同じく5)を達成する計画となっている。
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今後の研究の推進方策 |
四年度目(令和6年度)の前半には、前年度に大学院授業の受講生が執筆したケースメソッド教材を新たにビデオ化し公開する。さらに8月には、これまでに作成したケースメソッド教材計4編を用いて留学相談専門員を集中的に研修・訓練し、その際の効果を測定する。 最終年度にあたる五年度目(令和7年度)の前半には、ケースメソッドによりさらに5本目のビデオ教材を作成し公開する。併せて、前年度の研修成果測定結果を広く周知するため、シンポジウム形式の会議を開催する。
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