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Withコロナ時代に対応したグローカル・サービスラーニングの開発と教育効果

研究課題

研究課題/領域番号 21K02660
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

小林 修  愛媛大学, 国際連携推進機構, 教授 (20294788)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードサービスラーニング / withコロナ / ハイブリッド / オンライン / 危機管理 / メタバース / Minecraft教育版 / グローカル / SDGs / ESD / ウィズ・コロナ
研究開始時の研究の概要

本計画は,これまでの実践を通じて蓄積された評価情報の分析と,新たに実施するオンライン・プログラムで導き出される評価情報の分析を比較する。これまで実施してきたサービスラーニングに参加する全てのステークホルダーに実施したプログラムのインパクト評価をオンライン・プログラムでも実施し,従来型プログラムとオンライン型プログラムとの相違を分析する。このことを通じて,実地とオンラインとを組み合わせたハイブリッド型プログラムとして,学生への教育効果を十分に発揮しながら(ラーニング),持続可能な地域社会の構築に寄与(サービス)することのできる国際サービスラーニングの高等教育モデルを開発する。

研究実績の概要

本研究初年度の2021年度から実施している,2020年度までの7年間の国際サービスラーニングの学生成果物の分析について継続して,整理,分析を続けている。2021年度に開発を開始した,ハイブリッド型グローカル・サービスラーニング・プログラムについては,関係するプログラム実施研究者と協議を継続し,2021年2月と2022年2月の2回,プログラムの試行を行い,2023年度からにプログラムに正式に実装することになった。2022年度に,3年ぶりに実地で国際サービスラーニングを再開し,2023年度もハイブリッド型グローカル・サービスラーニング・プログラム実施し,学生の学びを評価するためのデータを収集した。これまでに収集した学生成果物のうち分析を行った一部のデータについて,研究会で公表した。他のプログラムとの学習効果の比較に用いるため,2022年度に台湾派遣プログラムに参加した日本人学生について同じ評価手法を適用してデータ収集を行い,解析を行った。評価手法についても,すでに活用しているMSC(Most Significant Change)分析以外に,X-Finderと呼ばれる民間企業の評価指標について2022年度に加えて2023年度も継続的に実施し,国内で留学生と日本人学生がともに学ぶ課題解決型インターンシップ・プログラムで,学生を対象に試行し,その予備的な結果を現在論文として発表するために準備している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

理由
初年度の2021年度,そして2年目の2022年度当初は,完全オンラインによるプログラムの開発を行うことができたが,2022年度前半まで,コロナ禍の収束の見通し が立たず,実地を伴ったハイブリッド型グローカル・サービスラーニング・プログラムは,そのプログラムの開発にとどまり,試行するタイミングがやや遅れ た。 結果的には,コロナ禍の動向と社会状況の変化と,それに伴って国,地方,大学のコロナ対策の方針変更により,2022年の夏に,インドネシアから学生を受け入 れてのプログラムの実施,そして2023年春にはインドネシアへの日本人学生を派遣するプログラムを実施ることができ,必要な情報を収集することができた。さらに,2023年夏,2024年春にも受入・派遣プログラムを計画通り実施することができ,評価分析に必要なデータを収集することができた。2024年度は,コロナ禍で実施できなかった2021年度の不足するデータを収集する予定である。

今後の研究の推進方策

2022年度は,コロナ禍の動向と社会状況の変化と,それに伴って国,地方,大学のコロナ対策の方針変更により,2022年度,2023年度は,夏にインドネシアから学生を受け入れてのプログラムの実施,春にはインドネシアへの日本人学生を派遣するプログラムを実施することができ,必要な情報を収集することができた。2021年度に収集できなかったデータについては2024年度に収集を行うこととする。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 外国人留学生・日本人学生・社会人協働PBL型インターンシップの効果(変革マインドセットの醸成に着目して)2023

    • 著者名/発表者名
      泉谷 道子、小林 修、伊月 知子
    • 雑誌名

      グローバル人材育成教育研究

      巻: 11 号: 1 ページ: 2-11

    • DOI

      10.34528/jagce.11.1_2

    • ISSN
      2188-3505
    • 年月日
      2023-09-30
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学生と共にMinecraftで作るSDGsのための学習環境 ~ 愛媛大学環境ESD指導者養成カリキュラムでの実践事例 ~2021

    • 著者名/発表者名
      小林 修,富田英司
    • 雑誌名

      信学技報

      巻: 121 ページ: 11-13

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本・インドネシア双方向 グローカル・サービス・ラーニングを通じた, 参加学生・地域住民そして教員の学び2024

    • 著者名/発表者名
      小林 修,島上 宗子
    • 学会等名
      日本サービスラーニング・ネットワーク(JSLN)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Education for sustainability in the curricular, co-curricular, and extra-curricular activities at Ehime University, Japan2022

    • 著者名/発表者名
      Osamu Kobayashi
    • 学会等名
      INTERNATIONAL COLLOQUIM ON HIGHER EDUCATIONAND SUSTAINABILITY(ICHES) “Universities Toward Sustainability", South Africa (Online)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 日本・インドネシア6大学コンソーシアムによる双方向サステナビリティー教育研究プログラム2022

    • 著者名/発表者名
      小林 修,島上宗子
    • 学会等名
      大学の国際化促進フォーラム 『国際競争力強化に向けた「戦略的パートナーシップ」のネットワーク構築』プロジェクト 戦略的パートナーシップシンポジウム
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 学生と共にMinecraftで作るSDGsのための学習環境 ~ 愛媛大学環境ESD指導者養成カリキュラムでの実践事例 ~2021

    • 著者名/発表者名
      小林 修,富田英司
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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