研究課題/領域番号 |
21K02664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 聖徳大学 (2023) 山梨大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
清水 一彦 聖徳大学, 教育学部, 教授 (20167448)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 単位制度 / 卒業制度 / 学修成果 / オンライン授業 / 履修選択制 / トランスファー / GPA / FD / 単位互換 / デジタライゼーション / 大学での学び / 新しい大学観 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ユニバーサル化や新たなニューノーマルあるいはVUCA時代における単位制度の在り方を追究しようとする研究である。その際、既存の枠組みの中での改革・改善の必要性を求めるのではなく、単位制度の原点に戻って根本的に見直しの必要性を明らかにする。未曽有のコロナ禍の影響によるオンライン授業などの多様な授業・学修形態を背景に、単位制度の弾力的運用とか特例的運用という形ではなく、新しい社会(societ5.0)における大学の新たな価値を形成するといった、いわば単位制度の創造を追究する。
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研究実績の概要 |
本研究では、わが国の大学において依然としてその形骸化・硬直化が叫ばれ、現場において窮屈なシステムとなっている単位制度について、その歴史的変容過程を把握しつつ学生が学び続けるための制度としての位置づけを明確にするとともに、教育のデジタライゼーションと呼ばれる新たな時代における大学の価値形成のための単位制度の創造を追究することを目的とした。 この目的を達成するために次の3つの研究課題を設定した。 (1)高等教育のユニバーサル化がなぜ学生の学びを多様にするか。(2)学びの多様化を保障する授業方式の在り方をどう考えるのか。(3)大学観の変容をどう理解し、そのための単位制度をどう創造するのか。 最終年度には、分析・考察の結果、今日の学修者本位の大学制度への転換方策として、次の4点を改革提言として提示した。 ①とくに共通教育や教養教育におけるカリキュラムの精選もしくは厳選をすること。②教育内容・方法を中心とした教授法を改善すること。③「教員の責任性」を含む現行の単位制度を弾力化し、質的要件を設定すること。④学修成果の獲得を含む卒業制度を見直すこと。 総じて、これまでの「教える単位制度」から「学ぶ単位制度」への転換が必要であることを強調した。
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