研究課題/領域番号 |
21K02675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
堀尾 福子 崇城大学, 薬学部, 助教 (40790176)
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研究分担者 |
中嶋 弥穂子 崇城大学, 薬学部, 教授 (00301367)
池田 徳典 崇城大学, 薬学部, 准教授 (00613530)
瀬尾 量 崇城大学, 薬学部, 教授 (20435142)
宮村 重幸 崇城大学, 薬学部, 教授 (30826037)
原武 衛 崇城大学, 薬学部, 教授 (40325668)
門脇 大介 崇城大学, 薬学部, 教授 (70433000)
内田 友二 崇城大学, 薬学部, 教授 (70433026)
池田 剛 崇城大学, 薬学部, 教授 (80295138)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 薬学教育 / 病院薬剤師 / 薬局薬剤師 / 薬学生 |
研究開始時の研究の概要 |
1. 薬局及び病院薬剤師が求める薬学教育の調査・解析と教育ニーズの抽出を行う 2. 学生側の視点から考える薬学教育の在り方の調査及びその解析をする 3. 1と2の結果を基に薬局及び病院薬剤師養成のための最適な教育プログラムの構築を試みる
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研究実績の概要 |
薬剤師業務の多様化や効率化など、時代のニーズに合った教育プログラムを構築することが求められる。そのためには、現状を把握することが重要である。昨年度までに非医療従事者487名、薬剤師204名、看護師151名、医師133名の薬剤師業務に対する認識を調査し、それぞれの認識の違いを明らかにした。非医療従事者は薬剤師に比べ、全般的に薬剤師業務に対する認識が低かった。また、看護師および医師は「医療連携」や「地域医療」に関する項目で、薬剤師よりも認識が低いことが分かった。したがって、薬剤師はその専門性を理解してもらうために、積極的なコミュニケーションや連携が必要であると考えられた。本年度は、これらの結果について論文作成を行い、Scientific Reportsへ発表した。 また、薬局薬剤師101名および病院薬剤師103名の薬剤師業務に対する認識の違いについて解析を行った。その結果、それぞれの職種の特性に応じた認識が明らかとなった。薬局薬剤師では、主に「地域医療」に関する項目を重要視しており、病院薬剤師では、「他職種連携」や「患者情報の把握」に関する薬剤師業務への認識が高かった。これらの結果より、将来の進路先を考慮した、より細かな薬学教育への関与の必要性が明らかになった。さらに、学生の視点からの検証として、薬学部生を対象に薬剤師業務に対する認識についてのアンケートを実施した結果、学年ごとに認識が変化することを確認した。これらの結果については、今後、検証を進め、論文投稿、学会発表を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
薬剤師業務に対する非医療従事者および医療従事者 (薬剤師、看護師、医師) の認識を明らかにし、その結果について、論文として発表することができた。また、病院薬剤師および薬局薬剤師の薬剤師業務に対する認識の違い、薬学生の薬剤師業務に対する認識の違いについては現在論文執筆中である。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに実施済みのアンケート調査結果について検証を進め、論文投稿、学会発表を行う。また、検証で得られたこれまでのデータを元に、病院薬剤師、薬局薬剤師、薬学部生を対象に、必要と考えられる薬学教育について、アンケート調査を進める。また、COVID-19の状況にもよるが、学会参加による情報収集などを積極的に行っていく。
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