研究課題/領域番号 |
21K02692
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山本 淳一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (60202389)
|
研究分担者 |
石塚 祐香 作新学院大学, 人間文化学部, 講師 (40817574)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | ペアレント・トレーニング / オンライン支援 / 発達障害 / 社会スキル / 言語スキル / 応用行動分析学 / 学校 / 対人相互作用 / 遠隔地支援 / 行動問題の予防 / 早期発達支援 / 発達アセスメント / 環境アセスメント / 発達行動支援 / 応用行動分析 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害児(自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症、発達性協調運動症)の安定した学習と発達を促し、問題行動を予防するために、いかなる社会状況にあっても効果的な特別支援教育を受けることができる仕組みを構築し、その効果を検証する。保護者・支援者が効果的な支援方法を活用するための条件を明らかにし、その環境を整備する。大学と個々の家庭と遠隔地の発達支援機関とをインターネットで常時接続した支援拠点ネットワークを構築し、研究者、支援者、保護者との間で、支援評定データを共有しながら定期的なオンライン・コンサルテーションを実施し、開発したプログラムの活用・普及の条件を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
発達障害児を対象に,生活を支えるコミュニケーションスキル,言語スキル,社会スキルを支援する「統合型発達支援プログラム」を構築し,それをペアレントに実施してもらう「オンライン発達行動支援」の効果を検証した.支援者によるオンライン・ペアレント・トレーニングを受けながら,保護者が家庭で,子どもへの支援を実施した.その結果,「保護者の支援スキル獲得」と「発達障害児の行動獲得」の双方の指標から,開発したプログラムの効果が示された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害児への支援に関して,新型コロナウイルス禍のような状況,保護者の事情で専門機関への通所が難しい場合,通所への負担が大きい場合,すぐに相談できる専門家の不足など,特別支援教育の「均てん化」を妨げている障壁に関して,家庭で毎日実施できるICT技術を活用した発達支援を実施することで解決する支援プログラムを構築し,その効果を実証できた.大学と個々の家庭と遠隔地の発達支援機関とをインターネットで常時接続した支援拠点ネットワークを構築し、研究者、支援者、保護者との間で、支援評定データを共有しながら定期的なオンライン・コンサルテーションを実施し、効果を得た点,学術的意義,社会的意義が大きい.
|