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障害者の生涯スポーツを見据えた体験型教員養成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K02729
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

尾高 邦生  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (60851102)

研究分担者 渡邉 貴裕  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (00621731)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード障害者 / 生涯スポーツ / 特別支援学校 / 教員養成
研究開始時の研究の概要

本研究は、障害のある人が生涯にわたって運動やスポーツに親しむことにつながる授業づくりができる特別支援学校体育科教員の養成をめざし、知的障害特別支援学校における体育授業の実際と、地域での障害者スポーツに関する現状、実際に活動する知的障害者のスポーツに関するニーズを特別支援学校教員や地域の障害者スポーツ指導員、障害のある本人等への調査により明らかにし、体育系大学における生涯スポーツを見据えた体育指導のできる特別支援学校教員養成プログラムを開発する。

研究実績の概要

本研究の目的は、障害のある人が生涯にわたって運動やスポーツに親しむことにつながる授業づくりができる特別支援学校体育科教員の養成するために、知的障害特別支援学校における体育授業の実際と、地域での障害者スポーツに関する現状、実際に活動する知的障害者のスポーツに関するニーズを明らかにし、体育系大学における生涯スポーツを見据えた体育指導のできる特別支援学校教員養成プログラムを開発することである。
2023年度は、大学生と協議しながら、体育の授業づくりについての検討を行った。
前年度の調査で明らかになった知的障害者本人のスポーツに関するニーズや体育の授業に対する意識、体育科教員の意識などについて情報提供したのち、3回の模擬授業を設定し、授業構想・準備-授業実施-授業研究会の経過を経て、授業づくりの視点を検討した。
授業展開上の視点として、教示の仕方、場の設定、言葉がけ・働きかけ、フィードバック、雰囲気作りなどが、KJ法を用いて抽出された。これらは、前年度調査した生徒自身の体育の授業の意識と関係する要素として考えられ、今年度は、体育教員の認識、生徒の授業意識、大学生の考えた授業づくりの視点について整合性を検討し、養成プログラムの開発を行い、試行をする。大学教員、特別支援学校教員、生徒に対しプログラムの内容についての評価を求め、妥当性を検討する。
また、2022年度の調査で得られた、知的障害のある生徒の体育の授業の意識について、国際学会で発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナ感染症による影響が研究開始当初は大きく、年単位で計画の実施が遅れたが、調査方法の変更や対面授業の再開などにより、研究遂行が可能になった。
しかし、当初の計画に比べ、進捗は遅れている。
そのような状況の中、今年度は、昨年までの調査で得られた、体育科教員の意識、知的障害生徒のスポーツニーズや体育授業への意識などを踏まえ、大学生と協議しながら、知的障害生徒に対する授業づくりの視点について、模擬授業の実施を通して検討を行うことができた。
また、2022年度に実施した調査である、「知的障害のある生徒の体力・運動能力と体育授業の意識との関係」について国際学会において発表した。

今後の研究の推進方策

2023年度に実施した知的障害生徒への体育の授業づくりの視点の検討を踏まえ、分析を行う。それらの結果をもとに、プログラム化を図り、試行する。大学教員、特別支援学校教員、生徒に対しプログラムの内容についての評価を求め、妥当性を検討する。体育系大学における生涯スポーツを見据えた体育指導のできる特別支援学校教員養成プログラムとして学会等で公表する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] RELATIONSHIP BETWEEN PHYSICAL FITNESS AND MOTOR ABILITY AND AWARENESS OF PHYSICAL EDUCATION CLASSES AMONG STUDENTS WITH INTELLECTUAL DISABILITIES.2023

    • 著者名/発表者名
      Kunio Odaka
    • 学会等名
      2023 International Symposium of Adapted Physical Activity
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 特別支援学校(知的障害)における 保健体育に関する実践研究 -生涯スポーツの基礎を培うアダプテッド・スポーツと授業の関連と効果-2022

    • 著者名/発表者名
      牛島大悟.尾高邦生
    • 学会等名
      日本発達障害支援システム学会第20回研究セミナー/研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 軽度知的障害生徒の余暇としての運動・スポーツ活動の実態と意識に関する一考察2022

    • 著者名/発表者名
      小島居碧.渡邉貴裕.尾高邦生.渡正.村上祐介
    • 学会等名
      日本アダプテッド体育・スポーツ学会第26回研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] SURVEY ON CONSIDERATION AND INGENUITY DEPENDING ON THE DISABILITIESIN " PHYSICAL FITNESS" AT SPECIAL-NEEDS SCHOOLS2021

    • 著者名/発表者名
      Kunio ODAKA , Takahiro WATANABE
    • 学会等名
      ISAPA 2021 International Symposium of Adapted Physical Activity
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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