研究課題/領域番号 |
21K02739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
北澤 武 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (80453033)
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研究分担者 |
森本 康彦 東京学芸大学, ICTセンター, 教授 (10387532)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 構成主義的教授・学習観 / ハイブリット型授業 / ICT活用指導力 / 教員養成 / 教員研修 / 構成主義 / 教授・学習観 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,教員の構成主義的教授・学習観に着目しながら,教員養成系大学の学生や現職教員の特性にあったハイブリット型授業力向上プログラムを開発・実践・評価することを目的とする.具体的には,①教員の構成主義的教授・学習観の傾向を明らかにすることで,教員の教授・学習観に応じた教員の授業力向上のための課題との関係を明確にする.②教員の教授・学習観に基づく教員自身の目標設定の在り方と教員養成や教員研修の開発と評価を行うことで,教員の構成主義的教授・学習観を高めながらハイブリット型授業力向上のための教員養成プログラムを提言する.
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研究成果の概要 |
文部科学省のGIGAスクール構想の実現を背景に,児童生徒1人1台端末を所持した学校内外でのハイブリット型の教育が求められているが,教員の授業力向上が課題となっている.そこで,教員の構成主義的教授・学習観に着目したプログラムを開発することが必要である. 本申請課題では,教員の構成主義的教授・学習観に着目しながら,教員養成系大学の学生や現職教員の特性にあったハイブリット型授業力向上プログラムを開発・実践・評価することを目的とした.分析の結果,授業における問いの設定を意識することと学習者中心の考え方である構成主義的教授・学習観は双方に影響しあっていることなどが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師主導型の教授・学習観があると,ICTを活用した学習者中心の授業が実施されにくい実態があった.本研究の学術的な意義として,授業における問いを教員が意識することと,教員の学習者中心の考え方に基づく構成主義的教授・学習観には関連があることを明らかにしたことが挙げられる.これにより,教師主導型の教授・学習観を抱く教員に授業における問いを考えさせることで,学習者中心の授業を検討し,実践する可能性を示したことが本研究の社会的意義である.
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