研究課題/領域番号 |
21K02741
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
永田 浩一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (20507438)
|
研究分担者 |
寺澤 朝子 中部大学, 経営情報学部, 教授 (40273247)
仙石 祐 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (90829160)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | グローバル教育 / グローバル人材 |
研究開始時の研究の概要 |
グローバル教育研究分野では,海外研修や国内において国内学生と留学生がグループで課題に取組む国際共修が研究対象であった.しかし,海外渡航ができない現在,ICTを活用した海外の大学生と国内学生によるグループ学習の教育効果が注目されている.ところが,グループ学習でありながら個人学習に焦点が当てられている.そこで,個人学習・グループ学習の枠組みで学生の成長メカニズムを捉え,教育効果の測定手法を確立する.
|
研究実績の概要 |
2023年に実施した海外にいる大学生と国内学生がグループで課題に取組むCollaborative Online International Learning(以下、COIL)後に実施したアンケート結果を分析中である。2023年は、2つのCOILプログラムをそれぞれ4週間実施して参加学生は、教育的効果を測定するためのアンケートに回答した。 1つ目は、国内学生とマレーシアプトラ大学によるもので、コロナ後における日本国内のインバウンド需要について専門家からの講義を受け、両大学の学生がグループになり長野県内における外国人向け観光ツアーを企画した。また、日本人向けマレーシア観光ツアーについても検討することで両大学の協働が促進された。 本プログラムに参加した国内学生のうち5名は、プログラム終了後、マレーシアに拠点を有する日系企業でのインターンシップ(2社、2週間~3週間)とマレーシアプトラ大学に短期留学をし、今度は対面でマレーシアにおいてリサーチプロジェクト(学生個々が設定したテーマについてマレーシアプトラ大学の学生の支援のもと調査を進める)を経験した。 2つ目は、国内学生と海外4大学の学生【台湾(輔仁大学、高雄科技大学)、中国(江蘇理工学院)、ロシア(ノヴォシビルスク大学)】によるCOILを実施した。俳句、防災減災、寿司・和食をテーマとして設定し、それぞれについて専門家からの講義を受け、国内学生と海外学生がグループになり、さまざまな課題に取組んだ。 2023年は、単なるCOILの教育効果を検討するのではなく、COILを海外留学や海外インターンシップの準備教育として位置づけた。また、COILや海外研修を経験した学生が、その後どのように成長しているのか、追跡調査中である。COILの経験が1年後にどのような学生の意識に影響を与えているのか、調査・研究成果をまとめていきたい。
|