研究課題/領域番号 |
21K02779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
坂東 宏和 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50369039)
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研究分担者 |
山下 真幸 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80255009)
上西 秀和 江戸川大学, メディアコミュニケーション学部, 助教 (50637006)
坂田 信裕 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任教授 (50362132)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 授業支援 / 授業記録 / 振り返り / リアルタイム / オンライン授業 / リアルタイムオンライン / 授業モデル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,Web会議システムを用いたリアルタイムオンライン授業の「学生が聞き逃した部分等を即座に確認できない」課題と,「オンライン上の学生の理解度を把握しにくい」課題の解決を目的としたシステムの開発と効果検証を行う. 具体的には,授業受講中に,Web会議システムのスクリーンショットと音声認識によりテキスト化した教師の発話を,直前から授業開始時まで溯りながら閲覧して教員の説明等を再確認できる機能と,閲覧状況から推定した学生の理解度を教員にフィードバックする機能を実現する.
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研究成果の概要 |
本研究では,リアルタイムオンライン形式の授業における,学生が聞き逃した部分等を授業中に即座に確認できない,教師が学生の理解度を把握しにくい課題を解決することにより,学生の理解度向上と教員による学生の理解度把握を容易にすることを目的としたツールの実現と評価を行った.本ツールは,聞き逃した部分等を,授業中に静止画とテキストで確認できる機能等を提供する.授業において試用を行ったところ,80%以上の学生が授業内容の理解に役立つと回答し,有用性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初はリアルタイムオンライン形式の授業での利用を想定していたが,高等学校で整備されている1人1台端末,大学等で増加している必携PC等での利用を想定することにより,対面授業中に提示されたスライド等を,授業中に時間を遡って自由に再確認できる環境を提供できる.これにより本研究の成果が,現在の高等学校や大学における一般的な授業形態である対面授業においても,生徒・学生の理解度の向上に寄与することが期待できる.
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