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視線追跡装置を用いた消化器内視鏡治療技術の可視化によるトレーニングシステム開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K02785
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

前畑 忠輝  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (90534199)

研究分担者 山本 博幸  聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (40332910)
伊東 文生  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (90223180)
矢作 直久  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90292937)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード消化管内視鏡 / 視線追跡 / 消化器癌 / 内視鏡的粘膜下層剥離術 / トレーニングシステム / 視線追跡装置 / MRシステム / Mixed Reality
研究開始時の研究の概要

内視鏡治療は医師の技術的差が大きいことが問題となっており、その問題を克服するための確立されたトレーニングシステムなどはなく、熟練度は各個人の技量に依存しているのが現状である。
本研究では、今まで暗黙知であった熟練者の「カン・コツ」や判断基準などのマニュアル化しにくいノウハウに関して、視線追跡装置を用いて技術を抽出し可視化することで、熟練者と非熟練者の違いや熟練者同士の共通点などを明らかにする。
これを基にMR(Mixed Reality:複合現実)技術を用いた内視鏡治療トレーニングシステムを開発する。

研究成果の概要

本研究は、今まで暗黙知であった熟練者の「カン・コツ」や判断基準などのマニュアル化しにくいノウハウに関して視線追跡装置を用いて技術を抽出し可視化することで熟練者と非熟練者の違いや熟練者同士の共通点などを明らかにすることを目的とした。結果は、熟練者と非熟練者の違いとして見ている範囲や順番に違いがあり、さらに非熟練者は治療すべき部位を正確に見切れていないことが分かった。一方で熟練者に共通していたことは次のステップを予測した視線の動きになっており、効率的な視線運動をしていることが分かった。以上の結果から「よい動き」という定義は「次のステップを予測した動き」と断定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の内視鏡治療のトレーニングプログラムは指導者、研修生共に個人の技量に依存していた。この研究では、視線追跡装置を用いて熟練者の「無意識」を可視化し、視線の動かし方、専門家の知識を含めた「コツ」や判断基準を標準化し、技能の要素を抽出し分析する。この独自のアプローチにより、トレーニングプログラムを開発することができれば、何ができていて、何ができていないか、再教育や再指導、トレーニング強化のポイントを明確にし、教育の効率化が可能となる。将来的には内視鏡治療だけでなく、内視鏡検査などのトレーニングにも応用可能である。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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