研究課題/領域番号 |
21K02786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 新潟工科大学 |
研究代表者 |
山岸 芳夫 新潟工科大学, 工学部, 教授 (60290087)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プロジェクト型教育 / xR / VR / 教材開発 / PjBL / 教育工学 / 課外活動 / シミュレーション教材 / 教えあい / 遠隔教育 / 教材作成 / xR教材 / 教材制作 / AR |
研究開始時の研究の概要 |
本研究で我々は、学生が xR 教材制作を行うプロジェクト型教育活動を実践する。学生が教材を制作する場合、予めその教材によって呈示される分野について理解する必要があるため、その教材を利用する学習者はもとより、それを制作する学生にとっても教育効果は非常に高くなる。本研究ではプロジェクト型教育活動で学生が xR 教材の制作に取り組むことで、コロナ禍においてニーズが高まっている xR 教材の供給を実現し、なおかつそれを制作する学生に対する教育効果も狙うものとする。
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研究成果の概要 |
この研究で我々は教育プロジェクト「xR教材開発プロジェクト」の立ち上げを行い、これまで2年間運営を行ってきた。この2年間で合計10個の多種多様な教材が作成され、それぞれ教育効果の検証も行い、それなりの効果が認められた。一方、それらの教材でUI/UXについて難点が指摘されることが多く、その改善を試みる研究も行われた。その結果、教育効果の向上は認められなかったものの、UI/UXについては難点の指摘が激減したため、改善されたと考えられる。今後はプロジェクトそのものの教育効果の定量化や、制作された教材とMoodleなどの学習管理システムとの連携などが課題として挙げられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コロナ禍で我々は、大学に通えない状況で学生が手作業を伴う実験、実習科目の運営が困難となる状況を体験した。現在はかなり好転してはいるものの、再びパンデミックの状況が発生する可能性も十分考えられる。そのような状況でもxRによるシミュレーション教材を使えば、ある程度現実の実験、実習作業に近い形で体験学習が可能となる。この研究で我々はそのようなシミュレーション教材を制作する手法を構築し、なおかつそれを先輩学生が後輩学生を指導する形で継承していくプロジェクト活動を提案、実践した。その結果2年間で10個の教材が制作され、プロジェクトを持続可能にする「スキルの継承」のスタイルを確立することができた。
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