研究課題/領域番号 |
21K02813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 皇學館大学 (2022) 鈴鹿大学 (2021) |
研究代表者 |
小川 真由子 皇學館大学, 教育学部, 准教授 (70736389)
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研究分担者 |
福田 博美 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90299644)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 判断 / 電子機器 / COVID-19 / 遠隔システム / フィジカルアセスメント / 性教育 / 非接触体温計 / 効果 / 臨床判断 / シミュレーション教育 / 遠隔授業 / 教育効果 / プログラム開発 / 看護力 / 高機能シミュレータ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、臨床判断能力を培うシミュレーション教育の遠隔授業プログラムの構築である。研究代表者らがこれまでに行ってきたシミュレーション教育プログラムの提案は、高機能患者シミュレータを導入することに学術的独自性を見出してきた。緊急時の対応の訓練として、異常な脈拍や呼吸、血圧、腸音などのバイタルサインをシミュレータによって再現し、それを実際に測定評価しながら臨場感ある対応を実践することで、さまざまな学習効果を上げてきたという成果がある。そのノウハウを生かし、遠隔授業プログラムに昇華させ、新時代の学びを支える先端技術活用推進方策として、新しい学びのスタイルを確立できるという創造性を実現したい。
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研究実績の概要 |
本研究では、教育効果の高い遠隔授業方法の開発を目指し、臨床判断能力を培うシミュレーション教育の遠隔授業プログラムの構築を目的とする。2年目である今年度は、研究計画としては1年目で明らかになった臨床判断に関わる遠隔授業の実態やニーズを反映させ、対面型プログラムと遠隔型プログラムを作成することであったが、初年度の計画の遅れにより今年度も実態とニーズ把握の発表を行いながら、プログラムの作成を行うことを並行して行うこととなった。 今年度の実績としては、学会発表が中心となった。その内容として、性に関する判断に関わるもの、フィジカルアセスメントに関わるもの、歯科保健活動に関わるものと大きく3つに分類される。いずれもCOVID-19における学校現場の影響を把握した成果が得られ、7件の学会発表を行うことができた。今後、この結果を反映させた教育方法の開発につなげていきたいと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
初年度のCOVID-19の影響による計画の遅れに加え、2年目である今年度も研究代表者の所属変更により、研究環境を整えることに時間を要したことから、研究計画としては、遅れている進捗状況である。成果としては学会発表のみで、論文作成が遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の予定として、遅れている研究成果の論文化を進めることに加え、プログラム開発に着手していくこととする。 幸いにもCOVID-19による制限が緩和されるという社会状況にも恵まれることが予測され、来年度は対面による教育方法の実施や、学校現場に赴いて調査を行うなど、積極的に研究活動を展開していきたいと考える。
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