研究課題/領域番号 |
21K02842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 奈良学園大学 |
研究代表者 |
池田 耕二 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (70709873)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 理学療法 / 経験学習 / 場づくり / 理学療法教育 / 現場教育 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国の理学療法士(以下,PT)は約18万人に達した.しかし,PTの現場教育に 関するエビデンスは少なく,理学療法サービスの質の低下が懸念されている.理学療法サービスの質の向上には総合力を養う必要があり,そのためにはPTの現場における経験学習が重要となる.現場教育では経験学習の支援が大切になるが,その1つにPTの発達や経験学習を促す組織風土・土壌,すなわち【場】づくりによる支援がある.本研究の目的は,PTの発達や経験学習を促す【場】づくりに向けて,その特性を明らかにすることである.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、理学療法士の経験学習や発達を促す【場】の特性を探索的に明らかにすることである。当初、研究方法は理学療法士への対面インタビューによる質的研究法を計画していたが、コロナ禍の医療・介護現場の理学療法士の心理的負担の増加、感染対策として外部者との接触が避けられていることから研究計画の見直しを図った。その間、本研究の背景や課題を整理し、あらゆる分野の現場教育や人材教育では【場】づくりが必要になっていることを示し、2022年保健医療学学会第12回学術集会(奈良)にて題目「理学療法士を育む【場】の形成に向けて:新たな枠組みと今後の課題」として口頭発表を行なった。また2023年の奈良学園大学紀要では「理学療法士を育む【場】づくりの着想に関する一考察」と題する論文を公表した。 研究方法をアンケート調査に修正、変更し、2022年度に研究倫理審査(4-H033)を受け承認された。アンケート調査は2部構成になっており、第1部の調査を5月に行なった。データ収集が終わり、分析を行い、2023年11月の第6回日本理学療法管理学会(埼玉)にて題目「理学療法士を育む『場(職場、部署、チーム、 グループ)』の雰囲気・風土に関する探索的研究として口頭発表を行なった。続いて、2023年12月の第12回日本理学療法教育学会にて題目「理学療法士の成長を促した経験 (学習) の場の雰囲気とは:場と現在の職場の雰囲気の比較」としてポスター発表を行なった。現在、第2部のアンケート調査が終了しており、分析が終わり次第、2024年のリハビリテーション教育、理学療法教育関連学会において発表する予定である。また随時、和文・英文学術雑誌に投稿予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初、研究方法は理学療法士への対面インタビューによる質的研究法を計画していたが、コロナ禍の医療・介護現場の理学療法士の心理的負担の増加、感染対策として外部者との接触が避けられていることから研究計画の見直しを図った。研究方法をアンケート調査に修正、変更し、2022年度に研究倫理審査(4-H033)を受け承認された。アンケート調査は2部構成になっており、第1部の調査を5月に実施、分析を行い、2023年11月、12月の学会にて口頭発表を行なった。現在、第2部のアンケート調査が終了しており、分析が終わり次第、2024年のリハビリテーション教育、理学療法教育関連学会において発表する予定である。また随時、和文・英文学術雑誌にも投稿予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、2023年11月、12月の学会において口頭発表したものを学術雑誌へ投稿校予定である。第2部のアンケート調査の分析が終われば、2024年のリハビリテーション教育や理学療法教育関連学会に発表する予定である。また併せて、和文・英文にて執筆し、学術雑誌に投稿予定である。
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