研究課題/領域番号 |
21K02874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪総合保育大学 (2022-2023) 高知学園短期大学 (2021) |
研究代表者 |
宮崎 大樹 大阪総合保育大学, 児童保育学部, 講師 (10835375)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ICT / 教育方法 / 補習授業校 / BYOD / カリキュラム・マネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,小規模補習授業校であるプーケット補習授業校を対象に,タブレット端末を中心とした「一人一端末」のICT活用による教育方法の改善を図る。さらに,端末を持ち帰り可能なBYOD(Bring Your Own Device)スタイルを取り入れ,ICT機器を文具扱いで学習者に管理を任せるようにする。これにより,ICT機器を家庭学習にも活用できるようにし,日常生活と学校教育を結ぶ「持続的な学び」への転換を図る。以上のように自己表現や思考共有のツールとしてICTを活用し,教育活動の改善を図った上で,児童のふり返り自由記述の内容についてテキスト分析を行い,その教育効果を明らかにすることを目的とした。
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研究成果の概要 |
本研究の成果は、大きく二点ある。 一点目は、小規模な補習授業校においてBYOD方式のICT導入について、実践的な取り組みが実施できたことである。一人一台の端末を整備し、実際に授業と家庭においてICTを自由に活用できる環境を整備することができた点で成果があったといえる。 二点目は、小規模な補習授業校におけるICT導入に対する教員、保護者、学校関係者の意識を明らかにすることができたことである。段階的にICTを導入し、授業や家庭で自由に活用できる環境を二年以上継続して維持した上で、アンケート調査を実施した。このことによって、関係者のBYOD方式のICT活用に対する意識を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まずは小規模な補習授業校という、在外教育施設の中でもこれまでに注目されることの少なかった学校施設において、実践的な取り組みを行ったという点で意義がある。補習授業校は単に海外における教育機関というだけでなく、グローバル教育の最前線として、今後の日本における教育推進に対して様々な示唆を与える可能性の高い学校施設である。本研究の成果は、今後の在外教育施設における教育活動だけでなく、日本国内におけるグローバル教育の発展に対して寄与できる可能性がある点で、意義があるといえる。
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