研究課題/領域番号 |
21K02908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
堀口 逸子 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授 (50338399)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リスクコミュニケーション / COVID-19 / ツイッター / Web調査 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者らが開設し40万人のフォロワーを獲得したTwitter「新型コロナクラスター対策専門家」アカウントのTweetから、情報発信者側のリスクコミュニケーションにおける意図(目的) と情報の受け手の認識との整合性がとれているかを明らかにし、Twitterの有効性の検証を行う。Webサイトを利用した調査を20から50歳代までの男女約3000人及びTwitterで協力を呼び掛けた約1000人を対象に実施する。約20Tweetを提示し1)関心 2)情報提供と知識の共有、3)行動変容の惹起、4)信頼の醸成、5)議論や共考、6)合意形成のいずれに該当するのかを問う。これにより効果的な情報提供に繋がる。
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研究実績の概要 |
目的:「新型コロナクラスター対策専門家」Twitterアカウントhttps://twitter.com/ClusterJapanの分析によって、情報を受け取った人々(受け手:ユーザー)が、発信者の意図(目的)を認識できたか、どうかすなわち、整合性がとれているのかを検証する。ここでいう意図(目的)とは、1)関心、問題意識の喚起2)科学的な情報の提供と知識の共有、3)行動変容の惹起、4)信頼の醸成、5)議論や共考、6)合意形成の6項目のことである。 計画:1年目に予定していたプレ調査(定性調査)の結果をもとに完成させた質問紙(案)を利用した量的調査によるプレ調査を2年目に実施した。調査対象Tweetの確定:5月19日までにTweetされた89のTweet(文字のみ、画像つき、動画つきの3 種類)に対して、厚生労働省クラスター対策班の研究代表者らのコミュニケーションチーム及び学部学生により、リスクコミュニケーションの意図(目的)の6項目のいずれを意図したものかすり合わせを1年目に行い、プレ調査の結果からTweetを確定した。1年目のプレ調査(オンラインによる1対1のデプスインタビュー)で、チャットインタビューソフトSprintを利用した定性調査(研究対象アカウントのフォロワーの20歳代から50歳代の男女各1名合計8名)を実施し、その結果を反映させた質問紙(案)を完成させた。この調査はWebサイトを用いて実施した。また、関連論文の収集につとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の第一波より時間が経過しているため、関連論文の収集から再度はじめ、その収集に手間取った。また、倫理審査の時期を逸したため、アンケート(案)をもとにプレ調査を実施するに至った。その結果をもとにアンケ―トを完成させた。
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今後の研究の推進方策 |
完成させた質問紙に基づいて調査を実施するために、倫理審査を受け、調査を行い、分析する。すでに関連する論文の収集は終わっているため、論文執筆し、投稿する。
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