研究課題/領域番号 |
21K02958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 小山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
床井 良徳 小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 准教授 (80572742)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | フロー理論 / STEAM教育 / 技術者能力 / ブルームタキソノミー / 社会人基礎力 / 創造的技術者 / 自己啓発 / チームワーク / モチベーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、創造的技術者の育成に有用なSTEAM教育にフロー理論という心理学的アプローチにチームワークの要素を取り入れた「挑戦×能力×チームワーク」マネジメント教育手法を提案する。技術者の能力における成果を「挑戦×能力×チームワーク=成果」と定義し、思考の6段階に基づいたルーブリック形式の客観的な指標を用いて、「挑戦×能力×チームワーク=成果」を数値化し技術者の能力を数値で表現する。学生800名程度を対象に実施し、「挑戦×能力×チームワーク」マネジメント教育手法の妥当性を検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、創造的技術者の育成に有用なSTEAM教育にフロー理論という心理学的アプローチにチームワークの要素を取り入れた「挑戦×能力×チームワーク=成果」マネジメント教育手法を提案し、本教育手法の有用性の検証を行った。「挑戦、能力、チームワーク」を、ブルームタキソノミー(思考の6段階)に基づいたルーブリック形式の客観的な指標を用いて数値化し、ロボットコンテストに出場する学生の指導を通して、各要素と成果との関係を明らかにした。その結果、大きな成果を収めるためには、各要素が高いレベルが必要であるであり、いかにして学生をフロー状態に導く事が重要な因子であるという知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、STEAM教育にフロー理論という心理学的アプローチにチームワークの要素を取り入れた「挑戦×能力×チームワーク」マネジメント教育手法を提案し、技術者の能力における成果を「挑戦×能力×チームワーク=成果」と定義し、各要素を客観的な評価指標で数値化し、本教育手法の科学技術者教育への有用性を証明した。人類の明るい未来のための科学技術や経済発展に大きく貢献できる卓越した研究者や技術者を育成するための新たな教育の一つの手法として、社会的に広く普及できると考えている。
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