研究課題/領域番号 |
21K02996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
水口 崇 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60412946)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | RT / 視覚提示 / 処理過程 / 視線 / 視線手がかり効果 / 視線追従 / 身振り / 言語 / 模倣 / 動作情報 / 他者 / 視覚処理 |
研究開始時の研究の概要 |
文化の創造は人間固有の特徴である。そして文化の継承や伝播は模倣によって行われる。しかしながら、模倣の学習メカニズムは未解決な状況にある。本研究により、動作を模倣する時に使用する主要な情報源とその特性が明らかになる。具体的には、動作を真似する時に、行為の中から推測される意図や目標が重要な働きをしているのか、動作に含まれる視覚的に目立つ点がより主要な機能を有しているのかが解明される。
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研究実績の概要 |
動作モデルを視覚提示されてから,実行しようとする処理過程に関する実験を投稿した。具体的には事物を操作する画像について,手・ロボットアームを使用している画像,シンボルによって使用を示す画像,シンボルに彩色を施し色によって異なる仕様を示す画像を提示した。全体で10種類の画像を設定した。その提示後に,眼前にある同じ事物を操作するため,手を大型ボタンからリリースするまでのRTを測定した。副課題として構音運動,タッピング,視空間運動等を行いそれらの影響を検証した。結果から視空間処理がRTを遅延させること,色によって異なる仕様を示す条件間で,影響が異なることが分かった。 さらに視線手がかり効果に関する実験も投稿した。ヒトは他者の視線に対する感受性が高いことが知られている。その効果を実験的に検証した。先行研究を踏まえて,視線方向が左右上下に向かっている画像,及び目の輪郭の有無についても検証した。秋から冬にかけて幼児の模倣の実験を実施する計画であった。しかしながら冬に近づくと,新型コロナウィルスの感染が拡大した。このため実施を控えて,次年度に延伸することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染拡大が予想できないことによってやや遅れている。RTを測定する成人を対象とした実験は,PCを設置した静かな個室が必要となる。このため、感染が拡大する時期は実施しにくい。また幼児を対象とした実験は,学内の指針としては感染が一定程度拡大しても実施できることになっているが、実際対象となる施設の子供たちや保護者,関係者の方々は,気にされることも当然であり,感染拡大があると実験を控えてきた。
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今後の研究の推進方策 |
感染の様相は本年度から変化してきたようである。さらに,早期から実験を開始することで中断があったとしても年度内にデータを収集可能になるよう留意する。
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