研究課題/領域番号 |
21K03034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
雨宮 有里 東洋大学, 現代社会総合研究所, 客員研究員 (00625501)
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研究分担者 |
尾崎 由佳 東洋大学, 社会学部, 教授 (50459434)
竹橋 洋毅 奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (70583871)
高 史明 神奈川大学, 人間科学部, 非常勤講師 (90594276)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マインドセット / 自己制御 / 成長マインドセット / セルフコントロール / 行動抑制の困難 / 無力感 / 成長マインドセット介入 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では日常生活で経験する誘惑とそれに対する反応の実態を調べる。また、セルフコントロールの失敗による無力感を低減し、適切なセルフコントロールを促進する成長マインドセット介入の開発を行う。そのために、日常生活で経験される葛藤とその対処プロセスで感じる無力感を明らかにし、セルフコントロールを促進する介入法を開発する。研究では葛藤の解消および行動抑制の困難と無力感について調べるために、成人を対象とした縦断調査(経験サンプリング法)を実施する。また、成長マインドセット介入の手法を開発し、その効果検証を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、自己制御にマインドセットがどのような影響を与えるかを調べることである。この目的のために、2021年度はマインドセットおよび、自己制御 に関する海外の書籍・論文を中心に文献研究を行った。当初の目的であったデータの収集は行っていないが、研究計画として質問紙による横断的調査の計画を 行っている。調査として計画しているのは、分析モデルに即した半構造化された質問である。これは、分析モデルを扱うときに必要になる比較が可能な質問を行 うということである。比較は、ある事象が起きた場合と起きなかった場合の両方を尋ねる、といったやり方で可能となる。 例えば、分析モデルの(1)「葛藤を検知した」という事象の反対は、(1’)「葛藤を検知しなかった」という事象をさす。ここで、1の「葛藤を検知した」は、 (1a)「潜在的な葛藤が存在した」 (1b)「潜在的な葛藤を意識が捉えた」の2つの段階に分解できる。 そのため、その反対の1’「葛藤を検知しなかった」は、(1'a)「潜在的な葛藤すら存在しなかった」(1'b)「潜在的な葛藤は存在したがそれを意識が捉えなかっ た」のどちらかで表せる。ここで「葛藤」というのは「何かしらの欲求が他の欲求と衝突すること」であるため、1'a「潜在的な葛藤すら存在しなかった」も、 (1'a-ⅰ)「そもそも何も欲求がなかった」(1'a-ⅱ)「何かしらの欲求は存在したが、他にそれと衝突する欲求が存在しなかった」の2つの場合がある。 ただし1'a-ⅰ「そもそも何も欲求がなかった」という現象を「自己制御」の文脈で扱う必要はあまりないと考えられる。そのため、1'a「潜在的な葛藤すら存在 しなかった」現象としては、1'a-ⅱ「何かしらの欲求が存在したが、それと衝突する欲求がなかった」場合を扱えばよい。このような質問でマインドセットと自 己制御の関係を質問紙で明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の体調不良のため、当初の計画よりも遅れているが、マインドセットに関する海外の書籍・論文を中心に文献研究を行った。また、研究計画として質 問紙による横断的調査の計画を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画を勘案し、質問紙による横断的データを収集する。また、この内容に基づき、テキストマイニングを行い、経験サンプリング法で使用するデータの項目 を精査する準備を進める。
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