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思春期の子どもの親に対する自己開示に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K03037
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関皇學館大学

研究代表者

渡邉 賢二  皇學館大学, 教育学部, 教授 (50369568)

研究分担者 平石 賢二  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (80228767)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード自己開示 / 養育態度 / 中学生 / 父親母親 / 思春期 / 親 / 母親への自己開示 / 母親 / 発達 / 親子 / 子育て支援
研究開始時の研究の概要

研究Ⅰは,中学生とその親を対象に面接調査を実施し,子どもの親に対する自己開示を促進するモデルを検討する。
研究Ⅱは,小学5年生から中学3年生とその保護者を対象に,モデルを検証するために,質問紙調査を実施する。次年度と次々年度は縦断調査の2回目,3回目を実施する。学年による差異と発達的変化を検討する。
研究Ⅲは,得られた結果より,子育て支援プログラムを考案・実施する。またその効果を検討する。
なお,面接調査と質問紙調査への協力者には,許可を得て実施する。

研究実績の概要

日本発達心理学会第35回大会にて、「中学生の母親と父親に対する自己開示と養育スキルとの関連」というタイトルで、研究協力者と共同でポスター発表を行った。発表内容は以下の通りである。
中学1年生から3年生531人(中学1年生205人、中学2年生118人、中学3年生208人;男子254人、女子270人、不明7人)を対象に質問紙調査を実施した。まず、母親と父親に対する自己開示について、子どもの性別、母親と父親の差異を検討するために2要因分散分析を実施した。その結果、男子より女子、父親より母親の方が有意に高い得点を示した。また、交互作用が有意であったため、単純主効果検討を行ったところ、男女共に父親より母親に対して、母親に対しては男子より女子の方が有意に高い得点を示した。次に、子どもの母親と父親に対する自己開示と養育スキルとの関連を検討するために、父母別に多母集団同時分析を用いて検討した。その結果、母親については、男女共に理解尊重スキルから開示に有意な正のパス、秘密に有意な負のパス、女子だけ道徳性スキルから開示に有意な正のパスが認められた。父親については、男女共に理解尊重スキルから開示に有意な正のパス、女子だけ秘密に有意な負のパス、女子だけ道徳性スキルから開示に有意な正のパス、男子だけ秘密に有意な負のパスが認められた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

過去に実施した質問紙調査のデータを用いて、上記の大会で発表することはできたが、2023年度は研究協力者と今後の研究の方向性、調査について、何度も議論を実施した。その結果、調査を実施する準備はできた。しかし、本務の仕事が忙しかったため、調査を実施することができなかった。2024年度は、調査を実施する予定である。

今後の研究の推進方策

2024年度は、2023年度に研究協力者と議論を重ねた結果、親の養育態度→親に対する信頼感→親に対する自己開示→社会性の発達・適応感のモデルを検討するために、中学1年生から3年生を対象に質問紙調査を実施する。また、先述したモデルの変化を検討するために、縦断的調査を実施する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 母親と父親の養育態度と精神的健康、学校適応感との関連-小学5年生から中学3年生を対象として-2023

    • 著者名/発表者名
      渡邉賢二、原田あいか、服部直美
    • 雑誌名

      皇學館大学紀要

      巻: 61 ページ: 36-51

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 中学生の母親と父親に対する自己開示と養育スキルとの関連2024

    • 著者名/発表者名
      渡邉賢二・平石賢二
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 青年期の親に対する自己開示と養育態度との関連2023

    • 著者名/発表者名
      渡邉賢二
    • 学会等名
      日本発達心理学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 母親の養育態度と子どもの母親に対する自己開示、精神的健康との関連2022

    • 著者名/発表者名
      渡邉賢二
    • 学会等名
      日本教育心理学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 思春期の子どもの親に対する自己開示と適応感2021

    • 著者名/発表者名
      渡邉賢二
    • 学会等名
      日本教育心理学会第63回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 思春期の母子間葛藤-横断調査と縦断調査の結果より-2021

    • 著者名/発表者名
      渡邉賢二
    • 学会等名
      日本発達心理学会関西地区シンポジウム
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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