研究課題/領域番号 |
21K03039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
徳田 成美 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00898992)
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研究分担者 |
島 正之 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40226197)
蓮沼 英樹 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (40891263)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 出生コホート / 人格 / 養育環境 / 発達 / 児童虐待 / 愛着 / コホート研究 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害は遺伝や妊娠中の環境要因による先天的な疾患であるが、事故等の外傷で脳が破損されたことによる高次脳機能障害や母親との愛着が適切に形成されなかったことによる愛着障害のように、後天的な要因により発達障害様の症状を呈する場合もある。特に、愛着障害は養育環境に原因があり、養育者の人格傾向も関連していると考えられるが、それらの関連についての研究は十分ではない。本研究では、環境省による大規模出生コホート研究「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の追加調査として、妊娠中の化学物質等への曝露を考慮した上で、養育者の人格傾向が子どもの養育環境及び発達に与える影響を明らかにする。
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研究実績の概要 |
発達障害は遺伝や妊娠中の化学物質等の影響による先天的な問題であるが、交通事故での外傷等で見られる高次脳機能障害や母親との関係が不良であった子どもに見られる愛着障害のように、後天的な影響により発達障害と同様の症状が認められる場合もある。特に、愛着障害は養育環境に原因があり、それには養育者の人格傾向が関連すると考えられるが、十分な研究はなされていない。 本調査は、環境省によって行われている大規模出生コホート研究「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の追加調査として、兵庫医科大学で実施している詳細調査に参加中の245組の親子を対象に、養育者の人格傾向が養育環境及び子どもの発達に与える影響を明らかにすることを目的として、子どもが8歳となる2021~2122年度の2年間で養育者の人格傾向及び子どもの発達に関わる情報を収集した。 養育者の人格傾向は日本語版TCI-R(Temperament and Character Inventory-Revise)、子どもの行動はCBCL(Child Behavior Checklist)への回答を保護者に依頼した。2021年5月に日本語版TCI-Rの使用ライセンスを取得し、同年7月より調査を開始し、2021年度は145名、2022年度は66名(2年間の同意率86.5%)からの同意を得て情報を収集した。CBCLへの回答はすべて有効な情報として使用可能であったが、TCI-Rは回答に信頼性がないと判断された3名を除いた208名を解析対象とした。 養育環境については、エコチル調査から得られた情報を使用し、必要な情報を整理した。更に、妊娠中の大気汚染曝露への影響も考慮するために、妊娠中に居住していた調査地域内及び近隣の大気環境測定局における微小粒子状物質(PM2.5)及び二酸化窒素(NO2)等の大気汚染物質濃度の解析方法について検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、2年間で本研究で使用するための情報収集を終了し、解析を行うためにデータのスコアリングを行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
データ収集は終了したため、2023年度は解析を行い、論文執筆を予定している。
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