研究課題/領域番号 |
21K03041
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
|
研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
荒井 清佳 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (00561036)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 多肢選択式 / 問題作成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,客観テストの問題項目の作成に関して,問題を作成する作題過程と問題をブラッシュアップするレビュー過程の二つに着目する。問題の解答プロセスの調査や,問題作成の経験者へのインタビュー調査を行い,そこから得られる知見を整理・分析することで,客観テストの問題作成過程における作成指針を抽出し提示する。
|
研究実績の概要 |
客観テストは教育現場で多く用いられており、研究も重ねられているものの、問題項目の作成に関しては経験的になされている部分も多い。本研究は、客観テストの問題項目をどのように作成すれば良いのかという作成指針を提示することを目的とする。具体的には、問題作成過程における二つの過程(問題を作成する過程と作成された問題をレビューする過程)に着目し、両側面から検討を重ねる。得られた知見をまとめ、測りたい能力ごとに客観テストの問題項目の作成指針を提示する。 今年度は、昨年度に続き、問題作成過程のうち、問題のレビューに関する文献調査を主に行なった。大学入試センター試験や大学入学共通テストに出題された試験問題については、毎年、教科・科目の専門家らによる評価及び問題作成部会による自己点検等がなされている。それらが掲載されている「大学入試センター試験 試験問題評価委員会報告書」「大学入学共通テスト 問題評価・分析委員会報告書」の中から個別の設問の評価に用いられている言葉を抽出した。対象とした科目は「世界史」である。用いられている言葉の経年変化に着目し、基礎的な分析を進めた。 また、大学入学共通テストのいくつかの科目について、昨年度に続き、問題形式のパターンの分類を試みた。大学入学共通テストでは図表や資料等を用いる問題が多く、それらの用いられ方も含めると多くのパターンが考えられる。問題の作成指針を提示するという目的を念頭に、問題形式のパターンの整理を進めた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
問題のレビューに関するインタビューの予備調査および本調査を実施する計画であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で調査を実施しにくい状況が続いたこと、また、文献調査等に時間がかかったことにより、本年度は達成できなかった。そのため「遅れている」と評価する。
|
今後の研究の推進方策 |
インタビュー調査については、対面実施と遠隔実施とを組み合わせる等の工夫を行う。また、実験については、実験協力者の協力を得て被験者となる学生の募集を行う。
|