研究課題/領域番号 |
21K03064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
望月 洋介 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (30568572)
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研究分担者 |
磯部 智代 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (30825708)
竹林 淳和 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (50397428)
遠藤 ゆうな 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (90910034)
井上 淳 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (90535577)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 神経性やせ症 / ピアサポーター / グループセラピー / リフレクティング / 成人例・慢性例 |
研究開始時の研究の概要 |
神経性やせ症(AN)患者は増加しているものの、有効な薬物療法はなく、成人例や慢性例では心理療法の有効性も確立されていない。我々は、ピアサポーターと協働したグループセラピーが、成人例・慢性例のAN患者にも有効な治療法となりうると考え、本研究は、その有効性を検証するために無作為割付の臨床試験を行う。さらに、オンラインと対面の比較を通じて、オンラインでのグループセラピーの可能性についても検討する。
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研究実績の概要 |
【目的】神経性やせ症(Anorexia Nervosa;AN)の患者は増加しているものの、有効な薬物療法はなく、成人例や慢性例に至っては心理療法の有効性も確立されていない。我々は、ANの成人例・慢性例でも有効な治療法を開発するべく、回復傾向にある当事者(ピアサポーター)と協働したグループセラピーを実施してきた。この経験を通して、グループ参加に対する動機付けが高いAN患者が外来レベルでは一定数存在し、一般募集によってこれらの患者を募集できることがわかった。そこで、本研究は、以下の2点を目的とした。 1.成人例・慢性例のANに対するピアサポーターと協働したグループセラピーの有効性を検討 2. 成人例・慢性例のANに対するピアサポーターと協働したオンライングループセラピーの有効性について、対面と比較した非劣性を検討 上記を通じて、成人例・慢性例のAN患者の治療における新たなアプローチの提言を目指した研究であったが、COVID-19のため、対面でのグループセラピー実施は困難となった。そのため、ピアサポーターと協働したオンライングループセラピーの有効性を検討する形に研究計画を修正し、倫理委員会の承認が得られた後から研究対象者募集を開始した。2022年度内に、12名から研究の参加同意が得られ、その内1名が除外基準に該当した。条件に合致した研究対象者に体重測定と事前評価を実施した後、グルーセラピーをすぐに行う群(グループセラピー群)と、それまでの生活を継続してもらう群(通常治療群)に無作為に割り付け、6名がグループセラピー群、5名が通常治療群となった。2023年4月現在、両群ともにドロップアウトなく経過し、グループセラピーは18回行った。通常治療群2名、グループセラピー群3名が研究期間を終了し、今後事後評価を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の影響で、研究計画を修正しなくてはならない部分が多くあり、研究開始時期が遅れた。対象者募集を開始してから現在までは一定の研究対象者を確保できているが、今後も募集の広報を行い、研究参加者を増やす必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
今年度も引き続き、静岡県摂食障害支援拠点病院、摂食障害全国支援センター等のwebサイトや、日本摂食障害協会のメーリングリスト等を通じて研究対象者を募集していく。今年度の内にさらに10例の研究対象者確保を目指す。
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