研究課題/領域番号 |
21K03070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立音楽大学 (2023) 北海道医療大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
安部 博史 国立音楽大学, 音楽学部, 准教授 (20344848)
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研究分担者 |
山本 武志 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (00364167)
矢田 浩紀 山口県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (80644442)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多職種連携教育 / 公認心理師 / 専門職連携教育 / 多職種連携 / 多職種連携協働 / 公認心理師法第42条 / 公認心理師養成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,①国内外の心理職向けの多職種連携教育(IPE)の実態について調査・類型化を行う。②保健医療,福祉,教育,産業,司法の場のIPWにおける心理職に対する期待や必要性,③心理職が現場において能力を発揮するために必要な教育・経験を,多様な職種の専門職者へのインタビューや質問紙調査により明らかにする。最終的に,④保健医療,福祉,教育,産業,司法の現場で活躍する心理職向けの体系的なIPEプログラムを提案・周知する。
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研究実績の概要 |
国内外の心理職向けのIPEの現状について,情報の収集・整理を続けている.ここ数年におけるIPEプログラムの整備状況の変化は大きく,国内において心理職者を対象とする教育プログラムが充実して生きている可能性が示唆された. 前年度,公認心理師を目指す学生を対象にした複数の多職種プログラムを作成・実施した.実習において学生が獲得したコンピテンシーについては,オリジナルの評価尺度である,UIPLS(学部生向け多職種連携学修評価尺度)やジェネリックスキルテスト(リアセック社)によって評価を行っていた.本年度は,これらの評価結果と講義内容についての関連性についてさらに詳細な分析をおこなった. 高学年次対象のIPEプログラムにおいて,学生のレポート成績と,実習中の取り組み態度の客観評価(教員によるルーブリックを用いた評価)の間に中程度の相関関係がみられた(r=0.44).演習中の行動評価には,教員間における評価の統一も含め,多大な労力が必要となるが,適切なテーマを提示すれば,最終レポートの内容から,実習中の行動がある程度類推して評価できることが明らかになった. また,UIPLSにおいては,総得点のみならず,リフレクション,態度,知識,技能の4つの下位項目を評価することができる.実習前後の比較では,総得点,態度,知識,技能が有意に上昇していた.一方リフレクションの上昇のみ有意傾向であった. ジェネリックスキルテストの結果では,総合的なコンピテンシーが実習前後で有意に上昇したほか,対人基礎力,対自己基礎力,課題発見力,企画立案力,実践力,など主体的に問題を発見し,解決策を立案し,それらの解決に協働して取り組むという能力が有意に上昇していた.これらは多職種連携において欠かすことのできない能力であり,当該プログラムで向上させることができたことを示しており,プログラムの妥当性が示唆された.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
代表研究者の研究機関異動と業務内容の大幅な変化によるもの.
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を延長し,遅れている調査(国内外のIPEの整備状況)について検討を続ける.
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