研究課題/領域番号 |
21K03090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 比治山大学 (2023) 国際医療福祉大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
義田 俊之 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (60585933)
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研究分担者 |
細井 昌子 九州大学, 大学病院, 講師 (80380400)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 医療不信 / 質問紙 / 難治性疼痛 / ヘルスケアサービス / 慢性疼痛 |
研究開始時の研究の概要 |
国民病である慢性疼痛において、多彩で執拗な患者の心身の訴えに困惑した医療職の態度から、患者に形成された医療不信が、介入の阻害要因になっている。医療職を警戒し治療の提案を受け入れない患者層にまで、心理的介入(認知行動療法)を広げるために、医療不信という問題に取り組む。 本研究では、慢性疼痛の医療不信をより明確に捉え、解消するために、(1) 慢性疼痛患者における医療不信のテーマを特定し、アセスメント法を確立する。(2) 3ヶ月の縦断調査で医療不信の治療アウトカム(生活障害)への影響を明らかにする。さらに(3)医療不信が強い患者で医療不信解消の介入研究を行い、医療不信解消療法のマニュアル作成を目指す。
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研究実績の概要 |
慢性疼痛における医療不信には,親子関係の問題が伏在していると考えられている。日本人地域集団における家族の機能不全レベルと慢性疼痛との関連を調べた結果,慢性疼痛の有病率は,家族の機能不全レベルが増加するにつれて有意に増加した。家族機能不全のレベルは,地域集団における慢性疼痛の存在および重症度と正の相関があった。家族関係による生物心理社会的負担は,痛みの臨床症状を悪化させる可能性がある。機能不全家族に対する社会的支援や家族療法は,慢性疼痛の予防や管理に対する潜在的な取り組みとなると期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
義田の転職に伴い,研究フィールドへのアクセスが悪くなったため。
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今後の研究の推進方策 |
RCTのプロトコルの作成,倫理審査を急ぐ。
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