研究課題/領域番号 |
21K03123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター) |
研究代表者 |
柳田 紀之 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 小児科, 部長 (40436150)
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研究分担者 |
海老澤 元宏 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 臨床研究センター, センター長 (30338876)
佐藤 さくら 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), アレルギー性疾患研究部, 部長 (90398272)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アレルギー / 食物アレルギー / 生活の質 / アンケート / 小児 |
研究開始時の研究の概要 |
【背景・目的】 ①食物アレルギーの小児期~成人期の移行期におけるアンメットニーズを把握 ②成人期の生活の質(QOL)悪化に関連する小児期・成人期の背景を可視化 【方法と期待される成果】方法:多施設でアンケート調査および診療録後方視的調査を行う。評価方法はWPAI-ASおよび小児食物アレルギー児のQOL疾患特異的尺度を用いる。 成果①: 食物アレルギーの小児期~成人期の移行期におけるアンメットニーズの可視化 成果②: 成人期のQOL悪化に関連する小児期予測因子の明確化
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研究実績の概要 |
【背景】幼児期発症の食物アレルギーの約1-2割が成人期に持ち越す。特に小児科から成人科への移行期には就学、就職、結婚、妊娠、出産などのライフイベントが多く、これらの場面では様々なアンメットニーズが存在する。しかし、その現状は十分に把握されておらず、アンメットニーズの「見える化」が必要である。 【目的】①食物アレルギーの小児期~成人期の移行期におけるアンメットニーズを把握する。②成人期の生活の質(QOL)悪化に関連する小児期・成人期の背景を可視化する。 【方法】方法:多施設でアンケート調査および診療録後方視的調査を行う。評価方法はWPAI-ASおよび小児食物アレルギー児のQOL疾患特異的尺度を用いる。Food Allergy Quality of Life Questionnaire(FAQLQ)の日本語版を開発し、評価に用いる。 【期待される成果】成果①: 食物アレルギーの小児期~成人期の移行期におけるアンメットニーズの可視化、成果②: 成人期のQOL悪化に関連する小児期予測因子の明確化 【研究概要】アンメットニーズを可視化するために、国際的に使用されているFood Allergy Quality of Life Questionnaire(FAQLQ)の日本語版を開発し、その妥当性を検証した。正式な手順に則り、翻訳および逆翻訳を行い、元著者の許可を得た。当院通院中の小児及び成人患者に横断調査を行い、FAQLQおよびアンメットニーズに関して詳細に調査を行った。また、当院以外の患者の調査としてインターネット調査および患者団体の患者への調査などを行い妥当性を検証中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
FAQLQの日本語版について検証に必要な症例数が得られ、現在論文執筆中である。Validationのための調査も順調にエントリーが進んでいる。Validationのための調査が終了すれば、あとは解析のみであり、順調に推移しているものと考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
Validationのための調査を継続する。FAQLQの日本語版について論文化を進める。集まったデータを検証し、アンメットニーズ、生活満足度等の評価を行う。
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