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神経活動操作による細胞成熟状態の変化と行動状態の関係解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K03151
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10040:実験心理学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

昌子 浩孝  藤田医科大学, 医科学研究センター, 助教 (00466278)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード脳細胞成熟度 / 光遺伝学 / 化学遺伝学 / カルシウムイメージング / マウス / 神経活動イメージング / 海馬歯状回 / 神経細胞 / 成熟可塑性 / 行動
研究開始時の研究の概要

本研究課題では、実験動物のマウスを対象に、脳の神経細胞の活動を操作することによって細胞の成熟状態に変化を引き起こし、それに伴って生じる脳神経細胞集団の活動状態および行動の変化を調べる。さらに、脳細胞の成熟状態と神経活動状態および行動との対応関係を調べ、情動や記憶機能の調節・変容に関わる脳内機構の一端を明らかにする

研究実績の概要

本研究課題は、遺伝的・環境的要因により脳の神経細胞で生じる成熟状態の変化が細胞・回路レベルおよび行動レベルでどのような機能的役割を果たしているのかを明らかにするため、神経細胞の活動操作などにより細胞成熟状態に変化を誘導したマウスを主な対象として脳の神経活動および行動を調べることが目的であった。本年度は、昨年度に引き続き、神経過活動により海馬歯状回の細胞成熟状態に変化を誘導するため、化学遺伝学的手法を用いて神経細胞を継続的に活性化し、行動解析を行った。また、海馬歯状回において成熟異常を示す遺伝子改変マウスにおいて、海馬歯状回および前頭皮質など複数の脳領域を標的にカルシウムイメージングによる神経活動解析を行い、成熟異常を伴う脳領域での神経細胞の活動状態と行動との関係について解析を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は、昨年度に引き続き、in vivoカルシウムイメージング技術を用いて、成熟異常を伴う脳領域を含む複数の部位を対象に神経活動解析を進めた。当初、海馬歯状回を標的にカルシウムイメージングを実施する際に技術的な問題により神経活動の測定が困難な場合があったため解析が遅れる結果となった。現在は、実験装置や実験手技の改善により問題を解決し、実験ならびに解析を進めている。

今後の研究の推進方策

現在までに生じた実験上の問題の改善を進めつつ、神経細胞の成熟度操作について条件の最適化を図りながら、行動中のin vivoイメージングによる神経活動測定を進め、取得データを機械学習などの手法を用いて解析する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Behavioral phenotype, intestinal microbiome, and brain neuronal activity of male serotonin transporter knockout mice.2023

    • 著者名/発表者名
      Shoji H, Ikeda K, Miyakawa T
    • 雑誌名

      Molecular Brain

      巻: 16 号: 1 ページ: 32-32

    • DOI

      10.1186/s13041-023-01020-2

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] セロトニントランスポーター遺伝子欠損マウスの行動・脳表現型解析2023

    • 著者名/発表者名
      昌子浩孝
    • 学会等名
      第45回日本生物学的精神医学会年会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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