• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

射影多様体の定義イデアルのシジジーと代数的ベクトル束の分裂に関連する話題の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K03167
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分11010:代数学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

宮崎 誓  熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (90229831)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワードシジジー / ベクトル束 / 分裂判定法 / ブックスバウム環 / 射影多様体 / Castelnuovo-Mumford / 代数幾何 / 可換環論
研究開始時の研究の概要

本研究では、射影多様体の定義イデアル、つまり、多項式イデアルの極小自由分解およびシジジーに関連する問題に取り組みます。極小自由分解において重要な不変量の一つがCastelnuovo-Mumford 正則量です。これは定義方程式の複雑さを表しています。Castelnuovo-Mumford正則量の上限を表す問題に取り組み、ベクトル束の分裂・分類に関する問題にシジジーの手法を応用する研究を進めます。

研究実績の概要

射影空間における代数多様体について、可換環論の手法を用いて、幾何学的な性質を代数的不変量を用いて記述することが、研究の中心に据えています。定義イデアルのシジジー、カステルヌボー・マンフォード正則量が研究のテーマです。数年前から、この手法がベクトル束の分裂の問題に応用できることがわかり、この方面の研究を進めてきました。射影空間上のベクトル束について、コーエン・マッコーレーの場合は、いわゆるホロックス判定法があり、これが出発点です。この判定法について、様々な証明法を精査し、さらに、ブックスバウム束について、先行結果を研究しました。今年度は、準ブックスバウム束について、新しい判定法を見出しました。奇数次元の射影空間上のNull-Correlation束となるための条件を求めました。さらに、3次元射影空間のベクトル束の準ブックスバウム性について、可換環論における標準パラメータ系によるヒエラルキーを導入し、これらの分類を行いました。これらの結果は、可換環論シンポジウム、日本数学会(年会)の特別講演でも話し、参加者からのコメントが研究の推進に役立ちました。2024年の3月にアーカイブに上げました。現在、論文を投稿中です。これらの結果は、シジジー的手法に基づいており、これまで得られたChang-Gotoの定理にも、シジジー論的な別証明も得ました。現在、準ブックスバウム束の分類に対して、できるだけ広いカテゴリーでの分類を研究中です。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

射影空間上の準ブックスバウム束とNull-Correlation束の研究が進展し、論文を投稿した。

今後の研究の推進方策

射影空間上の準ブックスバウム束の研究を進めるとともに、射影多様体のシジジーについての研究も進める。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023 2021

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)

  • [学会発表] Castelnuovo-Mumford regularity of polynomial ideals and syzygy theoretic approach to vector bundles2024

    • 著者名/発表者名
      宮﨑 誓
    • 学会等名
      日本数学会年会 代数学分科会 特別講演
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Syzygy theoretic approach to Horrocks-type theorem for vector bundles through the Castelnuovo-Mumford regularity2023

    • 著者名/発表者名
      Chikashi Miyazaki
    • 学会等名
      第44回可換環論シンポジウム
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Castelnuovo-Mumford正則量とシジジーに関連する話題について2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎 誓
    • 学会等名
      第66回代数学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi