研究実績の概要 |
論文「“Black lens in bubble of nothing”, S. Tomizawa, R. Suzuki, Physical Review D 106 , 124029 (2022)」では、逆散乱法を用いて、膨張するバブルが存在する場合のブラックレンズの静的平衡解を構成した。 論文「“Einstein-Gauss-Bonnet black strings at large α”,R.Suzuki, S.Tomizawa, Journal of High Energy Physics 09, 135 (2022).」では、アインシュタイン・ガウスボンネ理論で結合定数が大きな場合に近似解を求めるための新しい手法を考案した。実際に、この手法によりブラックストリングの近似解を構成することに成功した。 論文「“Phase and stability of black strings in Einstein-Gauss-Bonnet theory at large D”,Ryotaku Suzuki, Shinya Tomizawa, Journal of High Energy Physics 02, 101 (2023).」では、アインシュタイン・ガウスボンネ理論に、高次元極限法を用いて、ブラックストリングの近似解を構成することに成功した。また、その安定性を議論した。 論文「“Stable bound orbits around Einstein-Gauss-Bonnet black holes”, R. Suzuki, S. Tomizawa, Physical Review D 105, 124033 (2022).」では、アインシュタイン・ガウスボンネ理論の静的ブラックホールの周りを運動する粒子は、アインシュタイン理論のそれとは異なり、安定な円軌道を持つことを示した。
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