研究課題/領域番号 |
21K03601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
房安 貴弘 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (70399210)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | ILC / TPC / ASIC / ピクセル / 測定器開発 / DAQ |
研究開始時の研究の概要 |
ヒッグス粒子の精密測定は、新しい物理を探索する糸口となる。この研究では、粒子の飛跡検出器の高精度化を目指し、検出器信号読み出し回路の高密度実装化のため、回路の低消費電力化を試みる。特にアナログ・デジタル変換器の高密度実装化と省電力化、および、データ処理回路の負荷を抑えるためのデータ圧縮手法の研究を実施する。
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研究実績の概要 |
省電力・多チャンネルかつ高分解能が可能なTPC用ASICの研究を行った。広く有用なASIC開発とするため、暗黒物質探索実験を計画している神戸大学およびASIC開発ノウハウを持つ高エネルギー加速器研究機構とともに、開発を実施した。R4年度は、8x8=64chのピクセル数を持つプロトタイプASICの施策を実施した。各ピクセルはサイズ155umx155umであり、ADC(2.5Msps)の連続読み出しができ、時間情報(ToF 16bit および ToT 10bit) を4ヒット分ストアできるため、2-hit separation も可能である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初回のASIC試作に成功しており、おおむね順調に進展していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
初回試作ASICの測定評価を通して、最終年度となるR5年度により完成度の高い2回目の試作および評価実施することを計画している。
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