研究課題/領域番号 |
21K03683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17030:地球人間圏科学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
青木 かおり 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 客員研究員 (30513163)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | テフロクロノロジー / 火山 / 下北半島 / 津軽海峡 / 渡島半島 / テフラ / 完新世 / 津軽半島 / 渡島大島 / 火山灰 / 角閃石 / 編年 / 海底堆積物 / 噴火 |
研究開始時の研究の概要 |
離島である渡島大島は、噴出物が周辺海域に堆積したと想定されることから、海底堆積物に保存されているテフラ(火山性砕屑物)が陸の踏査に代わる重要な情報源になり得るだろう。そこで、津軽海峡東方沖で採取された海底堆積物中のテフラ層序と、連続性の良い海底堆積物に含まれる有孔虫化石の炭素14年代などから噴火年代の高精度化を目指し、渡島大島の過去数万年間にわたる噴火履歴の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
津軽海峡を挟んだ地域でテフラ調査を行い火山ガラスのEPMA分析をすすめた。本地域における従来の調査報告では、最終氷期以降の堆積物中に介在する角閃石を含有するテフラは十和田八戸テフラと濁川テフラの2つのみを対比対象として報告され、より若い層準で見つかった場合でも、両テフラの再堆積として解釈しているケースが多い。しかしながら、本研究では当該地域において上記の2テフラ以外にも角閃石を含むテフラが複数存在することを発見した。これらの給源火山として、渡島大島である可能性を検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究対象地域で15ka以降に見つかった角閃石を含むテフラの給源火山として、これまでに報告されている十和田火山と濁川火山以外の火山を想定する必要があることが明らかになった。このことは、本地域ではこれまでに想定していない火山活動によってもたらされる可能性があることを示している。 さらに、15ka以降を対象とした研究に加えて、その基盤となっている地質も調査をしたところ、後期更新統および前期更新統の地質においても新しい編年の枠組みを構築することができた。
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