研究課題/領域番号 |
21K03964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池田 聖 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (40432596)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 拡張現実間 / 視線計測 / 固視検出 / 視線解析 / 拡張現実感 / バーチャルリアリティ / 自動較正 / 注視対象判定 |
研究開始時の研究の概要 |
拡張現実感像(AR像)の提示が可能な光学透過型の車窓ディスプレイは,実風景に関連した情報を提示することができる.本研究では,車窓ディスプレイ特有の条件として,シーンが遠景であることおよび並進移動が生じる状況である事を利用し,利用者の三次元注視位置をセンシングし,注視位置に基づく視線駆動型のAR像提示法を開発する.提示法の開発を通して,(A) 三次元注視位置センシング法により奥行を含む利用者の注視対象の判別が可能であること,(B) 視線駆動型のAR像提示手法が車窓ディスプレイによる映像提示の視認性改善に有効であることを示す.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、車載の窓型透明ディスプレイを対象に、利用者の三次元的な注視位置を推定し、これに基づき提示するAR像を変化させることで視認性を向上させる技術の確立であった。本目的に対して、具体的に達成できた成果は、視線検出器の自動較正法と三次元注視位置センシング法を開発したことである。視線検出器の自動較正法では、頭部移動を伴う3次元シーンにおいて固視を検出し、固視の分散を指標とする方法が有効であることを確認した。三次元注視位置センシング法においても、同様の状況下で各物体表面上での固視を検出することで、注視対象を判別できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,視線計測を伴うバーチャルリアリティ(VR)や拡張現実感(AR)技術において基礎となる成果である.現在,これらの研究分野では視線計測の重要性が増してきており,VR/ARヘッドセットに視線計測器が標準搭載されるようになってきている.いずれのヘッドセットにおいても本研究の成果を応用することが可能であるためその意義は大きいと考えられる.
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