研究課題/領域番号 |
21K04068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
中野 久松 法政大学, その他部局等, 名誉教授 (00061234)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アンテナ / 円偏波 / メタマテリアル / 干渉波除去 / メタアトム / メタループ / 干渉除去アンテナ / 干渉除去 |
研究開始時の研究の概要 |
研究最終目標は円偏波用干渉除去アンテナ(Anti-Interference Antenna: AI-ANT)を創造することにある. 従来のAI-ANTは直線偏波用であり, 円偏波用AI-ANTの例はアンテナ構成が難しいために極めて少ない. この背景のもとに本研究では, AI-MetaANTとよばれる機能性の高い円偏波用アンテナを構築していく. アンテナの最終形態は, 円偏波放射メタマテリアルループを同心状に複数個配置したものとなる. アンテナ構築を通して, 学術上から干渉波除去についての電磁界特性を体系化する. 得られた成果は円偏波を使用する移動体間通信や, 衛星通信などに用いられる.
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研究成果の概要 |
電波利用が増えるにつれて, 干渉電波によって生ずる無線通信の劣化が深刻な問題となっている. この通信劣化は電波の出入り口であるアンテナを機能化することにより防げる. このような機能化されたアンテナを干渉除去アンテナ(Anti-Interference Antenna: AI-ANT)とよぶ. 従来のAI-ANTは直線偏波用であり, 円偏波用AI-ANTの例はアンテナ構成が難しいために極めて少ない. 本研究では新たに円偏波用AI-ANTを創造する. 本アンテナはメタマテリアルアトムを使用して創られ, 薄型・平面構造体になっている点に特長があり,AI-MetaANTと名付けられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では, 新人工材料素子であるメタマテリアルアトムを使用し, 薄型・平面構造となる様に, アンテナを創造している. AI-MetaANTとよばれる本アンテナを創造するために, 円偏波放射メタマテリアルループを同心状に複数個配置し, 干渉波除去についての電磁界特性を体系化する.この点に学術的意義がある. さらに, AI-MetaANTは円偏波を使用する移動体間通信や, 衛星通信などに使用される点で社会的意義がある.
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