研究課題/領域番号 |
21K04071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 |
研究代表者 |
高橋 亮 京都先端科学大学, 工学部, 准教授 (00455354)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 電力パケット伝送システム / 電力ルーティング / パルス密度変調 / パワーエレクトロニクス / エネルギーマネージメントシステム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、システムに接続された時々刻々それぞれ異なる変化をする複数分散電源出力や複数負荷電力要求に高度に対応することを目的として、それら電源や負荷の状態をセンサネットワークによって計測し、パケット化電力の高速処理によるディジタル電力伝送によって効果的に電力運用する新しいシステムの研究開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究により、電力を離散的に伝送するディジタル電力伝送によってより細かな電力伝送制御の実現が期待できることが示された。また、それより派生した技術により、より柔軟な双方向電力伝送の導入が可能であることや、近年のパワーデバイススイッチングの高速化が進んでいるがその高速化が進むほど従来のパルス幅変調に代えてパルス密度変調による性能向上が期待できることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、電気自動車や電動航空機等の閉鎖系においては、限られたエネルギーの効率的運用とともに、フェイルセーフの観点から、複数電源を分散配置することによる電源冗長化の検討が進められている。また、エネルギーの有効活用のためには一時的に電力をため、必要な時に取り出すことのできる蓄電池の活用は不可欠である。本研究成果では、電力マネージメントにおける電力の出し入れを可能とする双方化や、離散パルスとしてディジタル化された電力により細かな電力制御を可能とするパルス密度変調の詳細な検討を進めており、学術的社会的に貢献するものである。
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