研究課題/領域番号 |
21K04269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
新田 友子 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (50754652)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 統合陸域シミュレータ / 陸モデル / 積雪・融雪過程 / 積雪融雪過程 / 陸域水循環シミュレーション |
研究開始時の研究の概要 |
地球システムモデルを用いた将来の気候変動予測の結果は、治水計画をはじめ多様な分野で利用や利用に向けた検討がなされているが、現在の予測結果は系統的な誤差を持つことが知られている。そのため、モデルの高度化・精緻化が必要とされており、陸域過程の精度良い表現は重要な課題のひとつである。本研究では、統合陸域シミュレータにおいて、積雪過程に着目して改良を行い、陸域オフライン実験と大気陸域結合実験による陸域水循環シミュレーションを行う。積雪アルベドフィードバックや気候場への影響に着目して解析し、陸域水循環シミュレーションの改善は気候モデルの精度向上にどの程度寄与するのかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、気候モデルの高度化・精緻化を目指して、統合陸域シミュレータ(ILS)の陸域物理過程改良に取り組んだ。森林域での積雪時の地表面アルベドを計算するスキームについての改良、陸域オフライン高解像度シミュレーション、気候モデルMIROCとILSを結合した実験を行い、国際的な陸モデルのベンチマークプロジェクトに参加し、今後に向けてより多角的にモデルを検証・改良するための準備も整った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、陸域の水・熱循環を計算する統合陸域シミュレータ(ILS)について、陸域物理過程の改善と、気候モデルMIROCとILSを結合した実験に取り組んだ。気候モデルによる将来の気候変動予測は、気候変動に関する政府間パネルの評価報告書にまとめられる最新の研究から産業界に至るまで、幅広く利用されるようになっており、本研究はこのようなシミュレーションの精度向上に資することが期待される。
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