研究課題/領域番号 |
21K04353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
長谷川 益己 九州大学, 農学研究院, 助教 (00372756)
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研究分担者 |
岡村 博幸 福岡県工業技術センター, その他部局等, 研究員 (80502244)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 防火木材 / 空中超音波 / X線CT / 難燃処理 / 薬剤量 / 不燃木材 / 超音波 / 非破壊評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、所定の防火性能を満たす安心・安全な防火木材を開発・製造して、木造建築物の火災の被害を最小限に抑えて人々を守るために、防火木材の防火性能の新しい非接触・非破壊評価法を確立することである。そのために非接触・非破壊ツールとして知られている空中超音波を利用して難燃処理木材の防火性能を推定し、発熱性試験の結果と比較することで、空中超音波の有用性の実証を行う研究である。
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研究成果の概要 |
本研究は空中超音波による防火木材の防火性能の新しい非接触・非破壊評価法の確立を目指している。空中超音波および発熱性試験による防火性能との関係を解明することを目的として検討を行ったところ,空中超音波は有効な非破壊ツールになりうる可能性が示された。さらにX線CTを使用することで詳細な解析も出来ることが明らかになった。 今後は更なる詳細な検討を続けることで,所定の防火性能を持つ安心・安全な製品の開発・製造することに貢献できるであろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
木材は建築材料として利用することで,長期間,二酸化炭素を貯蔵するため,木質化は地球温暖化を緩和する非常に有効な取組の一つである。本研究課題の成果に更なる検討を加えることで,所定の防火性能を持つ安心・安全な製品の開発・製造が可能となると同時に,安心・安全な木造住宅も建設することができ,森林資源の循環利用を促進して木材利用の拡大に導く。以上のことから本研究課題の成果は学術的意義や社会的意義がある。
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