研究課題/領域番号 |
21K04421
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
|
研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
江川 香奈 東京電機大学, 理工学部, 助教 (10648603)
|
研究分担者 |
島田 尊正 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (20318174)
木村 敦 日本大学, 危機管理学部, 教授 (90462530)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 災害拠点病院 / 傷病者受け入れ / 検査関連諸室 / 病院の庭園 / ストレス緩和 / 災害医療 / 病院建築 / 施設設計 / 拡張性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、病院の外来での、日常の診療活動と、災害時などの非常時の動線や使用方法を考慮した拡張性に対応可能な施設設計に資する知見を得ることを目的とする。質問紙調査、ヒアリング調査、その他実験調査を実施し、施設設計の観点から、患者・医療者の双方のニーズ、施設の現状と課題を明らかにする。得られた知見をもとに、病院の平面形において有効なスペースの伸縮方法の構築とその有効度を検証し、新たな設計指針を提案する。
|
研究実績の概要 |
病院の外来では、「日常事象」と「非常事象」での使用方法を考慮した伸縮性に対応できることが求められるが、「日常事象」の昼間に主眼を置き設計されてい るため、それ以外のフェーズに遭遇したときに医療活動を円滑に実施しにくい。本研究では施設設計の観点から、患者・医療者のニーズ、現状の施設への心的評 価等から、その課題を明らかにし、得られた知見をもとに病院の外来空間の平面形において有効なスペースの伸縮手法の構築とその有効度を検証し、新たな設計 指針を提案する。本年度は、災害拠点病院への平常時の諸室の運用状況と、災害時の傷病者受け入れ時の計画内容について、まず比較的近年に整備された災害拠点病院へのヒアリング調査を実施し、その結果をとりまとめた。次に得られた結果により全国災害拠点病院の状況を把握するための設問を検討し、全国の災害拠点病院へのアンケート調査を実施した。アンケートは、病院内に設置されている諸室について、病者受け入れを考慮した場合、どのような用途に転用ができる可能性があるのかについて把握すると共に、現在保有している検査関連諸室の現状と災害時の傷病者受け入れ時の運用等を把握する内容とした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
全国の災害拠点病院へのアンケート調査を実施することができた。
|
今後の研究の推進方策 |
アンケートの内容を分析し、結果を学会発表または論文として公表する。
|