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現象的空間の設計手法に関する基礎理論構築:イサム・ノグチ制作論の応用研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K04461
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分23040:建築史および意匠関連
研究機関石川工業高等専門学校

研究代表者

熊澤 栄二  石川工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (30321425)

研究分担者 今村 友里子  舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (50814860)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード子ども / 現象的空間 / imaginary landscape / 3Dモデル / 遊具 / アークショップ / 自然 / 機構 / 技術 / 設計手法 / イサム・ノグチ / 制作論
研究開始時の研究の概要

本研究は、20世紀の芸術を牽引した一人、イサム ノグチ(1904-88)の空間・ランドスケープ芸術の革新性を明らかにし、今後の建築・都市計画への応用のための基礎理論の構築を目指す。特にこの革新性は、現象的空間が逸早く実現した先駆的事例として究明される。
研究方法として、現象的空間の本質を解明する人文学的研究の制作論研究と3Dデジタル測量で再現された仮想空間を対象としたシークエンス分析による現象的空間の構造・特性を解明する工学的研究の制作手法研究を融合させる学際的な研究方法の確立を目指す。

研究実績の概要

共同研究者の研究担当である「制作思想」の解明については、イサムノグチの言説の分析を通じて、イスラエルに建設されたエルサレム国立博物館の彫刻庭園に関する景観構造を明らかにした「イサム・ノグチのgardenにおける景観論的研究―エルサレム国立博物館の彫刻庭園―」を令和5年度までにほぼ脱稿しており、令和6年度には投稿予定である。
また、3Dモデル化の研究については建築学会北陸支部および同大会にて学術発表を行い、3Dモデルの情報管理の手法、情報共有化などの課題について、研究者間で議論を行い今後のデータ管理について有益な知見を得ることができた。
3Dスキャナーにより得られた点群データのベクトルデータによるモデル化についても、実際の民家を使用したプレ調査により、ラスターデータの最適解像度ならびにデータ処理方法についてマニュアル化を図ったが、手法そのものがデータ処理を行う主体の技術や知識に大きく依存することも明らかになり、汎用性が高い方法を整備する課題を残した。
加えて、情報属性を如何に生成された3Dモデルに付与し、また活用するかという点についても使用PCのスペックに大きく依存すること、また現行ソフトでは限界もあり、Pythonなどの汎用性の高い、オブジェクト指向のプログラムにより操作を自動化するなどの工夫が必要になることが明らかになった。
これらの課題をもとに研究最終年度では、現象的空間の設計手法の方法論の検討に着手したい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

海外での調査を計画しているが、ここ数年の円安状況で渡航費が工面が困難である。また、調査対象地であるイスラエルも令和5年よりイランとの紛争により渡航ができず厳しい状況にある。

今後の研究の推進方策

今年度にイスラエルの紛争が収まらなければ、研究予定を大幅に変更する。北米を中心として今年度までに調査を終了させる。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] 子どもの遊びを誘発する建築的な場所の研究2―刈安小学校での遊びワークショップの報告―2023

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告集

      巻: 第66号 ページ: 185-188

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 子どもの遊びを誘発する建築的な場所の研究3―高さと動きのワークショップの分析―2023

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集

      巻: 関西 ページ: 29-30

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 防災のethnos-その地平の探求2022

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 雑誌名

      人為的要因による自然災害の防止に向けた 技術・社会のあり方について(第二次) 報告書

      巻: - ページ: 112-119

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 防災のethosーその原点2022

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 雑誌名

      人為的要因による自然災害の防止に向けた 技術・社会のあり方について(第二次) 報告書

      巻: - ページ: 120-125

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 子どもの遊びを誘発する建築的な場所の研究2 ―刈安小学校での遊び場ワークショップの報告2023

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 学会等名
      日本建築学会北陸支部
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 子どもの遊びを誘発する建築的な場所の研究3―高さと動きワークショップの分析―2023

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 子どもの遊びを誘発する建築的な場所の研究2―刈安小学校での遊びワークショップの報告―2023

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 学会等名
      日本建築学会北陸支部
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 子どもの遊びを誘発する建築的な場所の研究3―高さと動きのワークショップの分析―2023

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 防災のethnos-その原点2021

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 防災のethnos-その原点2021

    • 著者名/発表者名
      熊澤 栄二
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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