研究課題/領域番号 |
21K04583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
越谷 信 岩手大学, 理工学部, 教授 (90205378)
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研究分担者 |
山本 英和 岩手大学, 理工学部, 准教授 (00250639)
福留 邦洋 岩手大学, 地域防災研究センター, 教授 (00360850)
小笠原 敏記 岩手大学, 理工学部, 教授 (60374865)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ALT / 防災ドリル |
研究開始時の研究の概要 |
地震、津波、風水害などの自然災害は災害弱者を生み出す。多くの外国人は、コミュニケーションの問題、およびそれまで受けてきた災害経験や防災教育の違いから、日本においては潜在的な災害弱者である。一方で、教育現場において採用されている、外国語指導助手であるALT (Assistant Language Teacher)は、災害弱者たる外国人であるとともに、ひとたび災害が発生した場合には、生徒児童の安全を確保しなければならない。この二面性を克服するために、本研究では米国の大学の協力をえて、その要因や仕組みを解明し、より効果的なALTのための防災ドリルブックを作成し、防災教育に資することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では、在日外国人であるALT(Assistant Language Teacher)の自然災害に関する防災教育に資することを目指し、ALTの防災に関する知識・技術についての現状を把握し、災害対応するのに必要とされる日本語や知識を検討し、これらを盛り込んだ防災ドリルブックの作成を進めてきた。 防災を進める上で災害に関わる情報の伝達は重要である。事前に予知することが難しく,突発的に生起する地震や津波などの現象では,短時間で,正確な情報の取得とそれに基づく対応が必要である。このような非常時において,日本語を母語としない外国人は,現場ではほとんど日本語で発信される情報を,時間をかけず,より正しく理解しなければならない。しかしながら,アンケート調査やヒアリング調査は、このことが簡単ではないことを示している。これらの点を踏まえて、自然災害を地震と津波に限定して、防災ドリルブックの作成を行っている。 本ドリルブックは、災害の経験、知識および意識が多様なALTを対象とし、災害時における言語による障壁を軽減できるように、次の6章から構成することとした。内容は、第1章は本ドリルブックの趣旨、第2章は日本における災害の概要、第3章は災害時に音声として理解しておく必要のある基礎的な用語やフレーズ、第4・5章は地震および津波の基礎知識や時系列に沿って起こる現象や発せられる音声情報を仮想的な災害シナリオとして提示し、第6章は実際の避難訓練を題材にした音声情報の紹介から構成される。特に第3章では、体系的な語学学習が繰り返ししながら行い、イラストやクイズ形式を多用し、学習者が自分ごととして学べるように工夫している。本ドリルブックは、既存のインターネット上のプラットフォームを使い、公表するべく、作業を進めている。
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