研究課題/領域番号 |
21K04590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
篠原 慶規 宮崎大学, 農学部, 准教授 (10615446)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 土砂災害 / 死者数 / 降雨 / 森林 / 日本 / 降水 / 気候変動 / 人口減少 / 犠牲者 / 地球温暖化 |
研究開始時の研究の概要 |
日本における土砂災害の死者数は,長期的には大きく減少してきたが,近年は横ばいが続いている。ハード対策だけでなく,ソフト対策,森林整備等も含めた複合的な視点から,これを打破するための有効な手段を提案するために,土砂災害による死者数の時空間変動の決定要因を解明する。
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研究成果の概要 |
日本の土砂災害の死者数の時空間変動を生み出す要因を解明することを目的とした。土砂災害での土砂災害の死者の多くは屋内で発生することに着目し,死者数を土砂災害発生件数,土砂災害発生件数1件あたりの全壊戸数,全壊1戸あたりの死者数に分解して考え,それぞれのトレンドと,これらに関係する要因のトレンドを結びつけた。日本では長期間に渡り死者数が減少してきたが,その要因は時代と共に変化している可能性を示した。また,土砂災害発生に関する時空間変動を生み出す要因を考える上で,土地利用(特に森林)の重要性についても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土砂災害による死者数減少は先進国に共通してみられる現象であるが,その要因を明示したのは本研究が世界初である。充実した日本の統計データ等に着目し,網羅的に収集し解析することで,成果を生み出すことができた。本研究は,国内の防災対策において参照されるだけでなく,これから死者数減少を目指す国々にとっても重要な知見を提供していることから社会的意義も大きい。
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