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船舶基地局を用いた離島のための災害時安否情報通信網の構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K04598
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分25030:防災工学関連
研究機関大島商船高等専門学校

研究代表者

浅川 貴史  大島商船高等専門学校, 電子機械工学科, 教授 (80573386)

研究分担者 前畑 航平  大島商船高等専門学校, 商船学科, 講師 (10714850)
松原 貴史  大島商船高等専門学校, 電子機械工学科, 准教授 (80881234)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードIoT / 災害 / 安否確認 / 船舶基地局 / 離島 / 災害時情報通信 / 安否情報 / Sib-GHz帯無線 / Sub-GHz帯通信 / 災害時対応 / Sub-GHz無線 / 情報通信網
研究開始時の研究の概要

近年,我が国をはじめ世界的に異常気象などの影響により,大規模停電をともなう大規模災害が頻発している.これらの非常時には安否確認が最優先事項となるが,様々な通信手段を有する都市部と違い,通信インフラが脆弱な離島や僻地では安否確認に多大な時間を要する.そこで本研究では,比較的小電力で確実な通信規格として注目を集めているSub-GHz帯無線モジュールを活用し,離島・僻地の集落単位で通信ネットワークを構築し,災害発生時に各家庭や避難所の安否情報を船舶基地局から収集する通信網システムの構築を目指している.

研究成果の概要

近年,世界的に大規模停電をともなう災害が頻発している。災害時は安否確認が優先事項であり,本研究では通信インフラが脆弱な離島に着目したSub-GHz帯無線ネットワークを用いた安否確認システムの構築をテーマとした。システム構築では,3つの通信トポロジーを適応する集落構成について検討を行い,実証実験にてその有用性を確認した。結果として市街地を形成している集落ではMeahタイプ,住居のみの集落ではランドマークとなる親機を中心としたTreeタイプ,ランドマーク設置が困難である集落では船舶無線局を親機とするPeer-to-Peerタイプが最適であり,災害発生前に地域の分類が必要であることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ブラックアウトをともなう災害での安否確認では,通常の通信網の寸断が問題となっている。災害時の交通網の二重化と同様に,災害に備えた通信網の二重化や災害時専用の通信網の確立は社会的な課題である。特に,瀬戸内海は多くの離島が存在し,効率的な安否確認は重要である。都市部での通信網では,災害時にFree Wi-Fiを活用する事例があるが,集落の形成が都市部並み市街地から,過疎化が進んだ孤立した数戸のみの集落に対応できる通信網の構築には船舶基地局の活用が有用であり,本研究ではSub-GHz帯無線によるシステム構築に関する研究は重要である。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 船舶無線基地局によるSub-GHz無線を用いた災害時ネットワークの構築2023

    • 著者名/発表者名
      MAEHATA Kohei、SAKUMOTO Yusuke、MATSUBARA Takashi、ASAKAWA Takashi
    • 雑誌名

      日本航海学会論文集

      巻: 149 号: 0 ページ: 24-30

    • DOI

      10.9749/jin.149.24

    • ISSN
      0388-7405, 2187-3275
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 移動する船舶無線基地局によるSub-GHz無線帯を用いた災害時ネットワーク2023

    • 著者名/発表者名
      前畑 航平, 作本 悠輔, 松原 貴史, 浅川 貴史
    • 学会等名
      第148回日本航海学会講演予稿集
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] Sub-GHz無線による船舶基地局を用いた離島向け安否確認システムの基礎通信実験2021

    • 著者名/発表者名
      浅川貴史,前畑航平
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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