研究課題/領域番号 |
21K04960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
高橋 亮平 秋田大学, 国際資源学研究科, 准教授 (10396286)
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研究分担者 |
AGANGI ANDREA 秋田大学, 国際資源学研究科, 教授 (20840812)
今井 亮 九州大学, 工学研究院, 教授 (90223304)
Manalo Pearlyn 秋田大学, 国際資源学研究科, 助教 (50895480)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 熱水鉱床 / 流体包有物 / 近赤外顕微鏡観察 / 安定同位体 / Tujuh Bukit鉱床 / Mankayan地域 / Murchison緑色岩帯 / Ar/Ar年代 / 菱刈鉱床 / 赤石鉱床 / 金属資源 / 流体包有物分析 / 流体包有物ガス組成 / 鉱床形成条件とメカニズム / 資源探査・探鉱 |
研究開始時の研究の概要 |
熱水鉱床は金属が錯体の形で熱水流体により移動し、経済的に採掘可能な形に濃集したものであり、貴金属-ベースメタル-レアメタル元素といった人類にとって有用な金属資源の濃集場となる。本研究では、国内外の浅熱水金鉱床、斑岩銅-金鉱床などの複数の熱水鉱床を研究対象とし、これらの鉱床の鉱脈に含まれる流体包有物について、近赤外-可視光による顕微加熱冷却実験と四重極型質量分析計によるガス組成分析を行い、その他の鉱床学研究手法と合わせて、鉱床形成条件とメカニズムを解明すると共に、鉱床探査と探鉱の指針となるデータを提供することを目的とする。
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研究実績の概要 |
令和5年度に実施した研究は、以下の通りである。1)菱刈金鉱床で地質調査を行い、輝安鉱および石英脈などの鉱石を採取、流体包有物観察のための両面研磨薄片の作成と近赤外顕微鏡観、海外共同研究者の協力による流体包有物ガス組成の分析を行った。2)インドネシア・Tujuh Bukit銅-金鉱床で地質調査を行い、鉱石試料を採取、顕微鏡観察、流体包有物マイクロサーモメトリーおよびガス組成分析、硫黄同位体分析を行った。3)北海道北部・雄武町の北隆鉱床周辺の探鉱試錐に着脈した石英脈中の脈石鉱物および鉱石鉱物を対象に顕微鏡観察、SEM-EDS/CL分析、EPMA分析、LA-ICP-MS分析、流体包有物分析を行った。4)フィリピン・Mankayan地域のChristine鉱体を対象に熱水変質岩と鉱脈のサンプルを採取し、顕微鏡観察、全岩化学分析、各種鉱物のEPMA分析、流体包有物マイクロサーモメトリー分析、硫黄同位体分析を行った。5)南アフリカ・Murchison緑色岩帯のアンチモン-金鉱床を対象に地質調査を行い、特に炭酸塩鉱物の顕微鏡観察と化学組成分析を行った。6)この他に関連する研究として、ナミビア北西部の複数のCu-Ag鉱徴地、ボツワナの緑色岩帯中に胚胎する複数の金鉱床、タイの複数の錫-タングステン鉱床、インドネシアの複数の錫、銅、金鉱床/鉱徴地、秋田県の複数の黒鉱鉱床等を対象とする地質調査の実施とサンプル採取、各種室内実験と解析を行った。これらの研究対象の大部分は探鉱または開発プロジェクトが行われている鉱床、鉱徴地であり、新規鉱体の探査や探鉱に有用な情報を提供するために、室内実験データに基づきそれぞれの鉱床/鉱徴地の形成条件とメカニズムの解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた5つ全ての研究対象の鉱床/鉱徴地の研究に着手済みであり、それ以外にも複数の熱水鉱床を研究対象に加えた研究を進めている。流体包有物のガス組成分析を含む各種室内実験と解析をスムーズに行った。
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今後の研究の推進方策 |
複数の熱水鉱床および鉱徴地の鉱物組み合わせや化学組成などの基礎的な実験データが得られたので、現在までの研究成果を学会発表、論文投稿などにより成果公開し、鉱物の微量成分分析、流体包有物のマイクロサーモメトリーとガス組成分析、安定同位体分析などの応用的な室内実験を行うとともに、それぞれの鉱床の形成条件とメカニズムの解析を行う。
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