研究課題/領域番号 |
21K05068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
南保 正和 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任准教授 (10705528)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ラジカル種 / スルホニル基 / 炭素-スルホニル結合活性化 / スルホン / 分子触媒 / フォトレドックス触媒 / 1電子還元 / 可視光フォトレドックス触媒 / 付加反応 / ホモカップリング / ラジカル |
研究開始時の研究の概要 |
ラジカル種は魅力的な反応性化学種でありながら発生可能な前駆体が限られることや、高度に官能基化されたラジカル種の活用が困難であることが現代の精密有機合成におけるボトルネックとなっている。そのため本研究では安定かつ調製が容易なスルホンをラジカル種前駆体として活用する新手法をを見出すことで根本的な解決を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究ではアルキルスルホン類を還元的に活性化することで、合成化学上有用なアルキルラジカル種が温和な条件で発生できることを見出した。この手法を活用することで、Giese反応をはじめとするラジカル変換反応に応用することに成功した。ラジカル種の発生において、1電子還元剤の選択だけでなく、スルホニル基上の置換基が極めて重要であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じ、スルホニル基の分子設計によってスルホンが有用なラジカル種前駆体として機能することを明らかにした。この知見を活用することで、新しい形式のラジカル分子変換の開拓が期待される。
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