研究課題/領域番号 |
21K05089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34010:無機・錯体化学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
貞清 正彰 東京理科大学, 理学部第一部応用化学科, 准教授 (40635885)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 配位高分子 / イオン伝導 / マグネシウムイオン / マグネシウム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、マグネシウムイオンを細孔内に含有した配位高分子におけるゲスト誘起超イオン伝導現象について、その発現機構を明らかにすることを目的とする。導入するゲスト分子のサイズやホスト骨格の細孔サイズがイオン伝導度に与える影響について系統的に評価することにより、ゲスト誘起超イオン伝導現象の機構についての知見を得ることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、マグネシウムイオン含有配位高分子におけるゲスト誘起超マグネシウムイオン伝導現象について、その発現機構を解明することを目的としたが、マグネシウムイオン含有配位高分子のイオン伝導度のゲスト分子のサイズ依存性、およびマグネシウムイオン含有配位高分子のイオン伝導度のホスト骨格の細孔(伝導経路)のサイズ依存性、を明らかにすることにより、ゲスト誘起超マグネシウムイオン伝導の発現機構を強く支持する実験的な証拠を得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ゲスト誘起超マグネシウムイオン伝導の発現機構を強く支持する実験的な証拠が複数得られた。これは、従来性の固体では起こり得ないものであり、配位高分子を母体として用いることで、新たな高マグネシウムイオン伝導体を創出できることを示したという点で、重要な学術的意義を持っている。また、温和な温度条件において固体中で高マグネシウムイオン伝導性を発現するための一つの手法が明確となったことで、今後、更なる新規イオン伝導体の創出を通じて二次電池材料等への応用も期待できることから、、重要な社会的意義を持った研究成果であると言える。
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