研究課題/領域番号 |
21K05129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
山田 和彦 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 准教授 (80373380)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 加硫ゴム / 硫黄 / 無磁場固体NMR / NMR / 架橋構造 / シスチン / ゴム / 固体NMR |
研究開始時の研究の概要 |
1830年代に加硫ゴムが発見されて以来、ゴムは現在社会に欠かすことの出来ないマテリアルである。しかしながら、ゴムのマクロ物性を決定づける硫黄原子による架橋構造は未だに明らかになっていない。本研究の目的は、アモルファス試料においても硫黄原子の化学分析が可能な、超高感度化無磁場固体核磁気共鳴(NMR)法を開発し、世界初となる、ゴム中の硫黄原子を介した架橋構造を分子レベルで解明することである。
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研究成果の概要 |
1830年代に加硫ゴムが発見されて以来、自動車用タイヤを含め、ゴムの応用範囲は飛躍的に拡張した。今やゴムは現在社会に欠かすことの出来ないマテリアルである。しかしながら、ゴムのマクロ物性を決定づける硫黄原子による架橋構造は未だに明らかになっていない。その理由は、ゴムを含むアモルファス試料(非晶性高分子)における硫黄原子を測定対象とした化学分析法が存在しなかったことに尽きる。本研究では、アモルファス試料においても硫黄原子の局所構造解析が可能になる無磁場固体硫黄NMR法の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加硫ゴムの硫黄原子による架橋構造は長年に渡り明らかになっていなかった。本研究で開発した無磁場固体硫黄NMR法を活用することで、アモルファス試料における硫黄原子の定性・定量解析が可能になる。エラストマー研究において、革新的な分析手法を提供することができる。
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