研究課題/領域番号 |
21K05314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
石塚 匠 宮崎大学, 医学部, 学部講師 (50700085)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | グアニン四重鎖 / RNA / セリウム / グアニン四重鎖構造 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではRNAグアニン四重鎖構造(rG4)をヌクレオチドレベルの分解能で検出可能な技術を開発し、細胞内rG4構造の解析を行う。また、異なる細胞種や異なる細胞周期において本技術を応用し、細胞内のrG4構造の時空間的情報を取得する。その結果に基づきrG4に関する新たな機能を明らかにする。
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研究成果の概要 |
RNA四重鎖構造(rG4)は生物学的に重要な役割を担っていると考えられ、創薬のターゲットとして期待されている。本研究では、Ce(IV)/EDTA錯体が、rG4中の特定のヌクレオチド位置を効果的かつ選択的に切断できる分子ハサミであることを見出した。また、rG4のループ部位がCe(IV)/EDTA錯体によって特異的に切断されることを示した。この切断はrG4における構造依存的な切断であり、rG4をヌクレオチドの分解能でプローブする有用な方法である。本手法はRNA構造の塩基配列分解能での解析を容易にし、疾患に関連するrG4を標的とするためのコンセプトを提供するものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
rG4は神経疾患に関与しており、今回開発したrG4解析法は、形成メカニズムをはじめとした未解明の機能の理解が進むものと期待される。Ce(IV)/EDTA錯体の生体親和性を考慮するとin vivoでのrG4の解析が可能であり、本手法を利用した診断法への応用も期待できる。
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