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中分子の天然物に対する結晶スポンジ法の適用法開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K05408
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38040:生物有機化学関連
研究機関公益財団法人微生物化学研究会

研究代表者

木村 智之  公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 研究員 (40462270)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード天然物 / X線結晶構造解析 / 結晶スポンジ法 / 中分子化合物 / 天然有機化合物 / 中分子 / 単結晶X線構造解析 / 絶対立体化学 / 中分子天然物 / 放線菌
研究開始時の研究の概要

分子量が500-2000の中分子といわれる化合物群の中でも天然物の構造決定、特に絶対立体化学の決定について、結晶スポンジ法(Inokuma, Y. et al. Nature, 495, 461-466 (2013)) に着目した。中分子天然物をどのように最適化(誘導化、分解)したら効率的に結晶スポンジにソーキングでき、X線結晶構造解析でその絶対立体化学を決定できるか検討する。

研究成果の概要

中分子天然物の絶対立体化学を迅速に決定すべく結晶スポンジ法の適応方法について検討した。分子量1000を越える天然物を用いて検討を行ったが、そのままではソーキングが困難であり、分解及び誘導化する必要があった。分解物での測定結果から分子量400から500前後で結晶スポンジへのソークングが困難になってくる傾向があった。
本研究課題で行った実験結果から1級及び2級水酸基に保護機の導入、分解反応により分子量400前後の誘導体にし、対象物が結晶スポンジの中心付近までソーキングされるよう、Lab機で測定可能な範囲内で、できるだけ小さな結晶スポンジを用いる事により構造決定が可能になると考えている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

中分子天然物の絶対立体化学を含めた構造決定は、活性発現、作用機序解明、構造か性相関研究、そしてそこからの創薬研究につながる一番初めの重要なステップである。しかし、絶対立体化学の決定は多大な労力と時間を要する。そこで、迅速な構造決定方法が求められている。今回の方法は、対象化合物を結晶化することなくX線結晶構造解析で構造を決めることができる手法であり、大きな期待が寄せられている。分子量1000を越える天然物を用いて解析を行った本研究課題の結果を用いる事で、今後、中分子天然化合物をどのように誘導化すればソーキングできるか参考になると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 備考 (3件)

  • [備考] 公益財団法人微生物化学研究会 微生物化学研究所ホームページ

    • URL

      https://www.bikaken.or.jp/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 微生物化学研究所webページ

    • URL

      https://www.bikaken.or.jp/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] 微生物化学研究所ホームページ

    • URL

      https://www.bikaken.or.jp

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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