研究課題/領域番号 |
21K05565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
酒井 かおり 九州大学, 農学研究院, 准教授 (30403976)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マタタビ属植物 |
研究開始時の研究の概要 |
一般に,マタタビ属植物は実生苗を台木とした共台の接木苗を圃場に定植するが,つる性で樹勢が強いため広大な栽培面積を要すること,土壌適応性が低いことが育種および栽培上の問題点である.本研究では,マタタビ属植物における低樹高開花性について,以下の項目に絞って研究を進める. 1.低樹高開花性マタタビ属植物の遺伝的背景の解明 2.低樹高開花性マタタビ属植物の種内・種間交配 3.低樹高開花性マタタビ属植物およびその後代の台木としての活用
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研究実績の概要 |
果樹では,育種による品種そのものの改良に加え,機能性をもつ台木品種を用いた接木苗により,樹高,樹勢,収穫時期,病虫害抵抗性等をコントロールすることができる.雌雄異株で大型のつる性木本植物であるキウイフルーツ等のマタタビ属植物は,育種過程および栽培過程に広大な面積と長い年月を必要とする.マタタビ属植物の台木は一般に共台であるため,樹勢コントロールや様々な土壌への適応性拡大のための台木品種の育成が望まれている. そこで本研究では,日本に自生するマタタビ属植物を用いて,1.未解明でかつ未活用の遺伝資源である低樹高開花系統の遺伝的背景を明らかにし,2.種内・種間交配により低樹高開花性の遺伝性の解明および低樹高開花品種群の育成を目指すとともに,3.機能性台木品種としての活用を図ることを目的としている. 日本に自生するマタタビ属植物には,30cm程度の挿木2年生苗で開花・結実する低樹高開花性をもつ系統が含まれていることを明らかにしてきた.挿木苗を用いた低樹高開花系統および品種の生育調査,および低樹高開花性系統および品種を台木に用いた苗木の継続的な生育調査を行っている.低樹高開花系統はポット栽培でも開花することから,栽培温度を制御することにより落葉,発芽および開花をコントロールできる栽培方法を明らかにした.種子親または花粉親が低樹高開花性品種・系統である種間・種内交配により得られた実生について,形態および開花までの期間を継続的に調査している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
温度制御機器の故障により実験が中断し,再実験が必要になったことから,進捗状況はやや遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
低樹高開花性系統・品種の遺伝的背景の解明のため,DNAマーカー等による調査を引き続き行う.低樹高開花性品種・系統を交配親に用いた種内・種間交配で得られた実生の生育調査を継続して行い,低樹高開花性の遺伝性の解明も試みる.土壌適応性試験についても継続して実施し,機能性台木としての活用を図る.
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